現状報告

ご無沙汰しておりました、こんばんは。
ふぉるて@携帯メールです


あれから、1ヶ月位で記事を書くつもりが、あっという間に9月になってしまいました…
すみません(汗)

すっかり 携帯メールから記事をアップできることを忘れていました…orz



さて、現状報告ですが…

母の目は、再手術が一回あったものの、両目とも成功し、今は眼鏡やコンタクトなしでも テレビの文字が見えるくらいまで回復しました。
(手術後、次の日には見えるようになるんですね)
Σ(・ω・)

母の場合は、白内障の手術と同時に、水晶体の後ろ側にある
黄班前膜(だったかな?)の手術も行いました。
(片目で3時間…)


以前から 目の前が曇る、曇る、とは言っていたものの、
一般的に白内障の症状で言われているように目のレンズが白く濁るのはさほど外側からではわからず、
首を傾げていたのですが、どうやらその後ろがわだったようです。
(手術直前には、世界がセピア色に暗い感じ…と言っていました)



地元の眼科に匙を投げられたあと、母が自分で選んだ病院は、幸運にも目の分野で有名な病院でした。(本人は後から知ったらしい)
↑かえって、匙を投げられて結果的には良かったのかも

生まれてこのかた、治療出来ないとずっと言われていた片方の目も、見えるようになったらしく、とても感動していました。
(…と、言うことは、何が原因だったんだろう…??)


今では、以前よりもよく見えるらしく、また旅行に行きたいと言っています。
(私よりも視力よくなったかも…(>ω<;))

まだ、薬を貰うのと、状態を調べる為の通院はしていますが、
ほっと一安心です。



さて、私の方は…というと、
新しい住所と自宅との二重生活で、はた目には楽しそうに見えるようですが、まあ実際の所はなかなか大変です
(>ω<;) とくに やりくりが…

でも、自分で選んだ事なので、充実はしているかな?
(まだ、うまく行っているとは言いがたいけれど…)

驚いたのは、1ヶ月で約1.5キロ位のペースで 痩せて来ています…
Σ(・ω・)!?
↑たぶん、食事が自然に減った事と、街を歩く時間が増えたため
自炊はちゃんとやっているのだけど…うむむ??

今は少しペースが緩くなっていますが、自然にダイエットが…
(・ω・)??


近くに某大社と図書館があるので、(徒歩5分)
出来るだけお参りに行ったり本を借りに行ったりしてますが、
今年の夏は異常に暑いので 今は殆ど引きこもり状態です orz
(もう少し涼しくなったら歩くぞ~)




で、毎日ゲンジツを生きるのに精一杯で(遠出は連れて行かれたりしているものの)、創作は一切触れずの日々が続いておりますが…


…やっぱり、なにか、味気ないですね。(>ω<;)

また、ちょっとずつ、小説を書いたり、絵を描きたいなあ…と思っています。
(もちろんARCANAも)

ありがたい事に、絵を描いたり文章を書いたりは出来そうな環境なので(独り暮らしで狭いながらも場所はある)、じわりじわりと、創作の時間を作って行きたいと思っています。


やっぱり…このブログを書いたり、交流をさせて頂いていた頃の楽しさが忘れられなくて…
(;;>ω<)

まだ、皆様の所へ遊びに行ったりコメントを書いたりは出来ませんが、もしフラッと立ち寄れたら、記事を読んで、いいねを押して帰ると思います。
(…と、言っておいて、いつになるやら…汗)


(こんな状態でも、遊びに来て下さっている皆様、本当にありがとうございます!
励みになります…!)



そんなこんなな 現状ですが、
まだやめるつもりは無いので、
(↑諦めだけは悪い)
もし宜しければ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m゛ ペコリ

またやってしまた(汗) orz

いつもありがとうございます。
こんにちは、ふぉるてです。

ウッカリ、ARCANA RADIOのおんえあの日付を勘違いしてしまっていました……。
楽しみにしていてくださった方、すみませんでした。 orz



久しぶりにらくがきをしてみたら、全然描けなくなっていて
(&細かい部分の設定を忘れていた)
驚愕したと言うか、ショックだったと言うか……

また少しずつリハビリ出来ると良いなぁ。
(気力は少し戻ってきたんですが、時間と環境がなかなか準備できず……)


相変わらずのグダグダですが、これからもよろしくお願いいたします。 m(_ _)m”

ARCANA RADIO ~暖かくなってきたので、つい(らくがき)~

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ARCANA RADIO
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出演者:c_raymond_01.jpg c_riza_01.jpg c_tohda_01.jpg





レ「金曜日の夜8時になりました、皆さんこんばんは。
  レイモンドです」
リ「リーザだ。よろしく」

レ「さてさて今夜も始まりました、ARCANA RADIO、
  次元のハザマの某ローカルなキーステーションから
  謎の周波数、収録放送(予約投稿)にてお送りしております。
  今夜もどうぞ最後までよろしくお願いいたします。」


リ:ちゃんと収録しているということは、
  ぶろぐのぱすわーどというやつが見つかったのか。
レ:ああ、メモがなんとか見つかったらしい。
リ:無事に入れるようになって良かったな……。
レ:せっかくだから、ついったーというのは気ままに呟きながら、
  ぴよってほうも、また少しずつ何か書いて行こうか考え中だそうだ。


リ:うん?? ところで、詩人はどうした?
レ:……あれ? そういえば……。
  (辺りを見回す)
リ:こんなところに居たぞ。


(相変わらずの鉛筆描き >ω<;)

レ:…………どうりで静かなわけだ。
リ:急に暖かくなってきたからな。
  待っている間に眠ってしまったというところか?
レ:椅子に座ったまま目を閉じて居るだけかと思ったら…… 器用な奴だなあ……。
  ……でも、このままだと収録が……
  (カンペを見る)
  え? このまま寝かせておく??
リ:ひな祭りの撮影はしないのか。
  ……まあ、たまにはいいか!


レ:……ということで、本日のARCANA RADIOは、
 詩人の昼寝で終わりの様です。(笑)
リ:まったく、気持ちよさそうに寝ているな。

レ「さて、ARCANA RADIO 第……あれ、何回目だ??
  ……今夜は この辺りでお別れです。
  お相手は、レイモンドと」
リ「リーザ」
レ「……で、お送りしました。
  最後までご視聴くださりありがとうございました。
  まだまだしばらくの間は ゆるーく隔週でやって行きたいと思います。
  では、また再来週の金曜日、夜8時くらいにお会いしましょう~~」

リ「またな!」
詩「su~……」



(~何やら爽やかな音楽~)


【終】

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ちょっとしたお遊びコーナーです。
あまり深く考えずにサラッと読んでくださいませ~ m(;_ _)m”

雑記:素直に書こうと思います

こんばんは、ふぉるてです。

ええと……突然書いているようになってしまうのかな、
相変わらずうまく表現出来ないままですが、
このまま黙っていると、自分の行動がどんどんおかしくなりそうなので
ずーーーっと悩んでいたことを、やっぱり素直に書こうかな…と思いまして。

元々あんまり自分の考えを表に出す人間ではないので…凄く怖いです。
(しかも勘違いかもしれない……)

考え方もずれてるし、そのくせ、知ったかぶりとか、偉そうなことを言っている風になってしまいそうで、出来れば書きたくないです。
他のブログでこういう記事ってあんまり見ないし…もしかしたらタブー扱いなのかも知れないし…。「常識はずれ」で「嫌な奴」になりそうです……。
怖いです。ほんとに怖い。
(作品の中で少しずつ表現していければいいやとか思い始めてたりもしましたが…)

でも、書きます。 1度だけ。

……というか、1度だけしか書けません。
そのくらい怖いし、消耗する内容だから……。



実は、このブログ、1月半ばから(匿名で書き込みが出来る)2ちゃんねる系列の掲示板で誹謗中傷の晒し攻撃を受けています。



300 :Trackback(774):2015/01/17(土) 03:25:07.34 ID:xswSRiLh
http://minibooks.blog.fc2.com/

貼り付け元 <http://peace.2ch.net/test/read.cgi/blog/1382283745/>
(httpは全角にしてあります。)

「キ○ガイブログ教えろ」と言う様なスレッドで、300番目の書き込みに、このブログへのリンクが張られていました。

さすがに、これを初めて見た時、「えっ…。」って思ったのですが……

(やっぱり長くなりすぎたので折りたたんでおきます…)

more...

オリキャラオフ会in松江・3(完結)

いつもありがとうございます、こんにちは、ふぉるてです。
ただいまオリキャラオフ会のイベントに参加中でございます~。m(_ _)m”


イベントを企画してくださった、八少女さんのブログ「scribo ergo sum」はこちらです~


らくがき:オリキャラオフ会in松江
オリキャラオフ会in松江・2
の続きでございます。
(長くなってしまいました、すみません ><;)



店の店主らしい老人の後に続いて店の中に入ったレイモンドは、案内されるままに奥の席に座った。
……静かな店だなあ。
老人に勧められるままに蕎麦を頼むと、辺りの様子を観察しながら、客の静けさが気になった。
小さな声で一つ二つと会話を交わす人もいるが、大体は静かに食べている。
ルクト王国の食堂では大声でお替わりを頼む人も多く、レイモンドには不思議な光景に見えた。
「おまちどうさま」
笑顔で蕎麦の入ったどんぶりが運ばれ、テーブルの上へと置かれた。
……これがソバか……
どんぶりの中をのぞき込むと、ネギなどの具材と、澄んだ茶色いスープに灰色の麺が入っている。
……で……どうやって食うんだ……?
テーブルの上を見てみても、スプーンやフォークはなく、木の棒がたくさん入れてある筒が立ててあるだけだった。
ほかの客をこっそり観察してみると、皆器用に木の棒を2本使い、啜るようにして食べている。
(あれはオハシという物だそうでございます。この国では普通に使うそうですので、ここで使い方を習得しておきましょう)
……この棒を使うのか……
頭の中に直接響いてくるハゾルカドスの説明を聞きながら、見様見真似で割り箸を割り、2本の棒にすると、左手に持ち、やはり見様見真似で食べてみる。
が。
……む……難しい……!
思うように蕎麦を口に運べず四苦八苦してしまう。
口を開けたはいいものの、うまく掴めなかった麺がポチャリとどんぶりへと逃げていく。
そんな格闘を老人が微笑まし気に眺めているが、苦戦しつつもとにかく何とか食べていると
(美味しそうでsu~~! 摂生も食べてみたいでsu!!)
(どんな味なんだ⁇ まったく想像できないんだが…)
と、頭の中でハゾルカドス越しの詩人とリーザの声が響く。
……どんな味か……というと……例えづらいなあ……。
ルクト王国で食べているような小麦粉の麺の味ではない。
(……ん~……スープはあっさりしていて……麺はソバの味だ……)
(それじゃあわからん!)
(しょうがないだろ、説明しづらい味なんだからさ……。独特の香りがあるあっさりした味だよ)
(へっぽこ魔術師の説明は役に立たないでsu~~)
……そこにいくか、そこに……
などと頭の中で賑やかな会話をしつつ、徐々に慣れてきた箸でなんとか麺を平らげ、つゆを飲み乾した。
「美味しかった? 今日は寒いからね、これで温まったならいいのだけど…」
レイモンドがどんぶりを置いたのを見計らって、老人は布巾でテーブルを拭きながら皿を下げ、微笑んだ。
……変わった味だったけどうまかったな。
レイモンドはコクリと頷くと、ハゾルカドスの案内に従って財布の中の「エン」を取り出す。
ルクト王国では硬貨が主流だが、ここでは紙のお金が主らしい。
……やけにしっかりした綺麗な紙だな……
少し珍しそうに眺めてから、老人へと渡す。
「ありがとうね。 ゆっくり楽しんできてね」
老人は笑顔で紙幣を受け取ると、笑顔で硬貨のお釣りを渡した。
……紙幣の方が金額が大きいんだな……
小銭のお釣りを受け取り、財布へとしまうと、
「御馳走様でした」
通じるとは思っていなかったが、レイモンドが気持ちを言葉にすると、
「楽しんできてね」
と老人は笑顔で手を振った。


「ふう……うまかった……」
小さな店の暖簾(のれん)を手で上げながら一息つくと、
……そういえば……いくら今日が寒いからって……どうしてあんなに「温まって」なんて言われたんだろう……
少しだけ不思議な気分になりつつ首を傾げ、再び歩き出した。
「さて…この後どうしようかな……」
そのあとのことは考えていなかったので、今後の予定を考えながら道を歩いていると
「うそ~~! まじで~~~!?」
……えっ……!?
すれ違った若い女性の言葉にレイモンドは思わずその場で足を止めた。
……この国の言葉が……わかる……⁇
自分の変化に驚きながら、周囲の会話に耳を傾けてみると
「いらっしゃい。中に入って見ていって!」
と言っている店主や
「ちょっとまって~~!」
と連れに手を振りながら走っていく人などの言葉が耳に入る。
……いつの間にわかるようになったんだ……⁇
突然の変化にあっけにとられつつ、看板に目を向けると、大きな文字の横に
「松江市内ガイドマップ差し上げます」
という小さな文字を読むことが出来た。
……文字まで読めるようになってるぞ……⁇
どういうことだ⁇ と混乱しつつ、じゃあ、さっきのソバの店の人…もしかして俺の言葉も通じてたとか…? と別れ際を思い出す。
ガイドマップを置いてある売店で、飲み物を売っていることに気が付いたレイモンドは、試しに恐る恐る
「これください。…あと、地図も…」
とペットボトルのお茶を指さしながら店の人に声を掛けてみた。
「ありがとうございます。150円です…あ、外国の方ですね、わかりました。おまけの飴と、外国の方にも解かりやすい方の、イラスト付きの地図もつけておきますね~」
とやけに嬉しそうな声が返ってきた。
……え……話せるようになってる……? いや…自分で言ってる言葉が変わったのか⁇
カサカサと軽い音を立てる白い袋の中にイラスト付きの地図とお茶を入れてもらい、内心で戸惑いながらレイモンドは商品を受け取り代金を渡す。
「ありがとうございました~」
満面の笑みの店員の言葉に見送られながら、変わった水筒だな…とペットボトルを眺め、再び歩き出す。
イラスト付きの地図を取り出し、不思議な門の絵が描かれたところを見つめ、
「イズモ……タイシャ⁇」
不思議と読めるようになっていた文字を呟くと
(この国の神様を祀ってあるところでございますね。ルクトで例えるならば神殿でしょうか……)
とハゾルカドスが答え、
(この国は一神教ではなく八百万(やおよろず)の神々を祀っておりますでございます。ここは、縁結びの神様で有名でございますね)
と続けた。
(ヤオヨロズ⁇)
(山や川、石や木など、森羅万象あらゆるものに魂が宿っているという考え方でございます)
ハゾルカドスの返事に、へえ…この国も精霊とかの存在を感じているのか……と少し親近感を覚えつつ、
(……縁結びっていうのは⁇)
(男女の縁を結ぶというのが有名でございますが、その他にも商売のご縁や日々の暮らしの中での良縁など…色々な種類の人との「ご縁」に御利益があるそうでございますよ。)
「ご縁…か。神殿もどんな感じなのか気になるな、イズモタイシャに行ってみるか」
と、次の行き先を決めたレイモンドは、袋の中へマップをしまうと再び歩き出した。


出雲大社に向かいながら辺りを見回すと、辺りには白~薄紅色の花を一斉に咲かせた木が至る所にあることに気が付いた。
「あの木はなんて木なんだ?」
ルクト王国ではなかなか見かけない木にレイモンドが呟くと、
(は、はい、ええと… 学名; Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’、バラ科サクラ属の交雑種で、オオシマザクラとエドヒガンザクラの……)
……ちょっとまてちょっとまて……
(おいおい、いきなりどうしたんだ⁇ 難しすぎて全然わからないぞっ)
(……はっ……し、失礼いたしました! つい「すまほ」に対抗意識を……)
……いつの間に対抗意識持ったんだ……
予想外のハゾルカドスの言葉に苦笑しつつ
(もうちょっとわかりやすいように説明してくれないか)
(か、かしこまりましたでございます。この国では「サクラ」や「ソメイヨシノ」と呼ばれて親しまれている木で、今から数百年前に(※1)この国の庭師と呼ばれる職人の手によって作り出された木なのだそうでございます)
(作り出されたのか)
(ルクトでも時々行われている、種(シュ)の掛け合わせでございますね。…ですがこのソメイヨシノという木は、純粋な同種の木とはなかなか種(タネ)を作らないのだそうで、数本の親木から、挿し木で増やしてきた…とのことでございます)
(へえ…挿し木で……)
その言葉に感心しながら、レイモンドは薄紅色の花を一斉に咲かせている木々が並ぶ景色を眺め
数百年も(※1)人の手で増やしてきたのか……この国の人たちは、この木が大好きなんだな……」
まだひんやりする風に髪をなびかせながら、遥か昔の人々に思いを馳せ呟くと、
(一斉に咲き、短期間に華やかに咲きほこった後に一斉に散る潔さと、人生や命の儚さを重ね合わせて、好まれていたようでございます)
「……命の儚さ……か……」
風に揺られてハラハラと散り始めた花弁に目を細めながら、レイモンドはしばしの間その場に佇んだ。


長くまっすぐに伸びた参道を歩き、「トリイ」を一礼しながらくぐると、ハゾルカドスに説明を受けながら「テミズシャ」で手と口を清め、大きな「シメナワ」に感心しながらレイモンドは社殿の前に立った。
……何とも不思議な空間だ……
霧のかかった後方の山を眺めながら周りの不思議な空気に心持ち圧倒されつつ、「サイセンバコ」に硬貨をそっと入れると、「ここのお祈りの仕方でございます」と言われた通りに二回お辞儀をして四回手を叩き、手を合わせた。
何を祈ったらいいのか考えていなかったレイモンドは、この道中の無事を祈ってから、もう一度頭を下げた。
……ルクトの神殿とは別の厳かさがあるなあ……
再び参道を歩きながら辺りを眺め、感心していると、リーザと詩人も、その幻想的な景色に感嘆の声を上げた。
(本当に不思議な場所だな)
(ああ…何故だか少し眩暈がするよ)
リーザの言葉にレイモンドは頷くと、入ってきたトリイの下で社殿に向かい礼をし、「外の世界」の市街地の街並みへと再び戻った。


「……さて……そろそろ遅くなってきたけど……どうしようか……」
この世界へと飛ばされた出発点の宍道湖に戻ってみると、傾き始めた夕日を湖面がキラキラと跳ね返していた。
湖を眺めながら何やら会話をしている人々を遠くから眺めつつ、そう言えばどうやって帰るんだろうか…と考えていると
(マスター、実はとあるお方から宴会の招待状が届いておりまして…)
(とあるお方⁇)
(詳しくは分からないのでございますけれども……美味しい料理とお酒が頂けるそうで……)
……宴会か……人が多いところはあんまり得意ではないんだが……
フォリスの町での凱旋パレードでの民衆の大騒ぎを思い出し、レイモンドは考え込む。
……でも美味しい料理というのは捨てがたいな……
食べたこともないような料理をみすみす見逃して帰ることもないか…帰り方もまだわからないし……とレイモンドは頷くと、
「じゃあ、その「宴会」の場所まで案内してくれるか⁇」
ハゾルカドスに道中の案内を頼み、次第に光を弱めていく日の光に目を細めた。


某国、島根県にある玉造温泉。
温泉特有の匂いが微かに漂う宿へと足を踏み入れると、入り口にたくさんの扉のついた棚が置いてあった。
ハゾルカドスに教わりながら、靴を下駄箱に収め、宿の人に案内されるまま宴会の部屋へと入った。
そこにはすでに大勢の人たちが楽しそうに会話していた。
……け……結構人がいるなあ……
案内されるまま、すでに食事の準備が整った席に座ると、すかさずお酒を注がれた。
……これもニホンシュってやつかな……
じっとグラスを眺めてから、一口飲んでみると、日本酒ではあるようだが、先に飲んだものとは口当たりなどが違うようだった。
どんな話をしたらいいのかもわからず周りの人たちを観察してみると、ふと、あることに気が付いた。
……え……あの人…目の色が……⁇
ルクトでは一度も自分以外に会ったことのない、左右で瞳の色の違う「オッドアイ」の人間が居たのだ。
しかも、1人ではない。
……向こうの人も……
こんな一つのところに集まるようなものなのだろうか……と驚き、もしかして…この国はオッドアイの血筋があるのか⁇ などと考えてしまったが、さらに見ていると、どうやら自分と同じく、違う場所から集まってきた人たちの様だった。
(……ま……まあ、いいか……それにしても、今日は不思議なことだらけだ……)
気を取り直し、昼間に習得した「ハシ」を手に取り、今回もまた見様見真似で「サシミ」を黒い液体に浸し、食べてみる。
(……ん……うまい……)
ルクト王国にも海はあるものの、ほとんどの地域が内陸にあるため、海の幸は高級品だった。
(ずるいでsu~~! 一人で贅沢してるでsu~~~!)
その様子に、詩人が恨めしそうな声を上げた。
(カニまであるのか!! 滅多に食えない高級品じゃないか!!)
今回ばかりはリーザも参戦する。
(……あ…ああ……ウマイデス……)
その勢いに圧されどう返事すればいいのかわからなくなり、火に油を注ぐような発言を頭の中で返し、二人の顰蹙(ひんしゅく)をかいながら、黒い液体の横にあった緑色をしたペーストの塊が気になったレイモンドは
(……なんだこれ……?)
と、少量を箸にとり、口の中に入れた。

「――――っっ!!?」

予想していなかった辛さに、思わず顔をしかめながら日本酒を流し込むと、
(天罰でsu~~~♪)
と、頭の中で詩人が嬉しそうに笑った。
……くそ~……なんか悔しいぞ……
涙目になりながら口で息をしていると、宴会場で楽しんでいた人たちが混浴露天風呂の「オンセン」希望者を確認し始めた。
(……オンセン……?)
その様子が不思議だったレイモンドは、コッソリと頭の中でハゾルカドスに尋ねてみる。
(この国ではあちこちに自然にお湯が湧き出しているそうでして……ここでは「美肌の湯」という効能で有名なのでそうでございます)
……美肌の湯……ね……
(……ん……? でも、あの様子だと、みんなで入るのか……?)
(左様でございます)
……なんですと……?
ルクト王国では温泉という文化は一般的ではない。
治安が行き届いていない場所も多く、初対面の人間とは例え同性といえども一緒に湯に入る習慣はなかった。
(……丸腰で他人と至近距離で風呂に入るなんて無理だ……)
安全な国ゆえの事なのだろうが、どうしても一緒に入る気にはなれず、無言で首を横に振ると、男性陣から「タオルを纏った美女と一緒に入れるチャンスだぞ?」と勿体なさそうに言われ、
(……!!? 余計に無理だ!!)
と、慌ててブンブンと首を横に振った。
その様子に、そこまで嫌ならしょうがないが……と不思議そうに首を傾げた人も居たが、少しすると皆で温泉へと楽し気に向かっていった。
その後姿を見送りながら
(……なんて恐ろしい国だ……)
と息を付くと、レイモンドの席へと4匹の猫たちが近づいてきた。
……? この猫たち……なんか雰囲気が普通の猫と違うような……?
そのうちの1匹が、レイモンドの皿にあったカニをタシタシと軽く叩いたのを見て、
「……? これを食いたいのか……?」
と、爪側の細い部分をパキン、と折り、取り出して皿に置いてみると、猫たちはゆっくりと食べ始めた。
……おお……食べた……
その様子に何となく和みながら、更にカニの身を集めていると、
4匹のうち1匹の猫が、じっ、とレイモンドを見つめた後、ひょい! と肩の上に飛び乗った。
「……わっ……?」
予想していなかった猫の動きに驚きつつ、振り落とさないように動きを止めると、その猫はレイモンドの頭の上へのぼり、とうっ!とばかりにジャンプをして、畳の上へと飛び降りた。
……な……なんだったんだ……⁇ それにしても……やっぱり雰囲気が普通の猫達じゃないような……?
左手に箸を握りしめたまま、猫たちをしげしげと眺めていたその時。

ゆらり……

空間が微かに歪むような感覚を感じ取り、レイモンドはハッ!と顔を上げる。
……あっちは確か…オンセン組が向かった方向……!

その方向へと視線を向けた、ちょうどそのとき。

耳をつんざくような、女性の悲鳴が響いてきた。
――まさか…魔物かっ!?
その悲鳴にレイモンドが立ち上がろうと身構えると、その直後にお湯を目一杯かけられているような音が聞こえてきた。

……って……もしかして……

その場で身構えたまま、レイモンドは別の事情で悲鳴が上がったことに気が付き、口元を引きつらせる。
……行かなくて良かった……かもな……
少し間をおいて、少しずつ帰ってきたオンセン組を確認していたが、不意にゆらりと空間が歪み『根の道』と呼ばれるものが開いたのを見て、瞬時にそれが帰り道のゲートだということを理解すると、
――しまった、これで帰らないとまずいかっ!?
突然の事に、うっかり松葉ガニの足を握りしめたまま慌てて立ち上がり、『根の道』へと飛び込んだ。


…………。
一瞬意識が途切れ、気が付くと、見覚えのある景色の中で、リーザと詩人が覗き込んでいた。
「お帰り。」
……戻って……来た……?
数回目を瞬くと、まだ夢から覚めたばかりのような感覚のまま、レイモンドは「ただいま」と頷いた。
どうだった? と興味津々の二人に、握りしめたまま持ち帰ってきてしまったカニを手渡すと
「平和で綺麗で、飯がうまくて不思議な国だったが……。ある意味恐ろしい国だった……。」
と、まだ夢覚めやらぬといった雰囲気のレイモンドは、ぽつりと呟いたのだった。


おしまい。



(※1) 誤りがあったので訂正(削除)します。
     →「雑記:ひとつお詫びが…汗




……という事で、オフ会のお話を何とか完結させることが出来ました~ ><;
一応……これで、絡むことは……出来たことになるのかなぁ……?
(ゆ…ゆるく絡んでみました…)

書き終えて改めて読み返してみると……
カルチャーショックに四苦八苦なレイモンドの巻…と言った感じになってました >ω<
思いがけず、自分の国を別の世界の人間が見て驚いている話を書くことが出来て、
面白い経験ができました~♪

実は『ここではきものをぬいでください』のネタを入れるつもりだったのですが
さすがに最近はその貼り紙は無いだろうな~…とボツにしました >ω<;

そして……
オッドアイの方がたくさんいらっしゃったので、私もビックリでした~。 Σ ><;
レイモンドのオッドアイについては…
本編ではちょっとばかり悲しい話があるのですが
(第3章辺りから少しずつ出てくる予定です)
本人はまだ思い出せていないので、今回は本人も殆ど気にしていませんです(笑)


ARCANA版『オリキャラオフ会in松江』を
最後まで読んでくださり、ありがとうございました m(_ _)m”
プロフィールっていうのか?

ふぉるて

Author:ふぉるて
ご来訪ありがとうございます~。
オリジナル長編ファンタジー小説
「ARCANA」を書き始めました。

アップはかなり遅いのでRSS(更新お知らせ機能)を使うと便利かもです。
ただ今、世界設定に四苦八苦中…

ぴよ
まだまだひよっこじゃな
月別アーカイブ
念のため…
著作権表記:
このブログ内の全ての文章及びイラストの著作権は、特に表示が無い限り「ふぉるて」にあります。
(頂き物、紹介した作品などは各作者様に著作権があります。)
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