主人公の名前…

今日は 風が強いですね~
花粉が凄そうです…めがかゆい~~~
こんにちは、ふぉるてです。

書き出してみたら
「嘆かわしいコンビ」ここに結成! の巻 でした。
タイトルにある1文の意味が解るようになるのは たぶんず~~~~っと先です。
すみません。


どうせなら 楽しく書いていきたいので、
設定とか裏話とかも時々載せて行こうかな、なんて思います。

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書き始めてみます~「ARCANA 第一章」 №1

あれからだいぶ日数が経ってしまいました(汗)
こんばんは、ふぉるてです。

小説の世界観を作ろうと参考文献を読み漁っていたら、余計に訳が分からなくなってしまっておりました(汗)
「とりあえず書いてみたら??」ということで、
あとで修正が入るかも知れない駄文ですが、よろしければ読んでくださいませ。

タイトルでネタバレしそうな勢いですが…
どうせなのでファンタジー全開で行きたいと思います。

…と、その前に お約束(??) を…

この物語はフィクションです。
実在の人物、団体名などとは一切関係ありません。

また、途中で戦闘シーンや、流血シーンが出る可能性があります。
そのような表現が苦手な方は、気を付けてくださいね。


それでは、はじまりはじまり~~~

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「くっ…。あと少し…っ」
薄暗い洞窟の、切り立った崖の上。
岩壁をよじ登って、上へと手を伸ばす。
「あと少し…あと少しで届…うわあぁぁっ!?」
突然、目のくらむような眩い光が辺りを包み、足元の岩が崩れバランスを失った拍子に、奈落の底へと落ちていった。




――知りたいんだ。光の向こうに何があるのか――

ARCANA ~アルカナ~
第一章 復活の鐘




「…うわあぁぁっ!?」
ガバッ。
突然、叫び声と同時に青年は飛び起きた。
「…夢…か……」
額に滲んだ冷や汗を拭い、辺りを見回す。
簡素で小さな部屋に、四角い窓。
午後の柔らかな日差しが、床に四角い模様を落とす。
「おや、目が覚めたかいね?」
叫び声を聞きつけて、白髪の老婆が声をかけた。
「…ここは…?」
「私ん家だや。じいさまが炭坑の奥に繋がった広い場所を見つけてなぁ。
そこにあんたが倒れてたんだ~よ。
じいさまがあんたを連れて帰ってきたときは、そりゃあビックリしたんだや~」
レースのカーテンが揺れ、そよ風が吹き込む。
微かな花の香りを纏った風が、ベッドの上で呆然としている青年の黒髪を撫でて行く。
「…あれは夢じゃなかったのか…?」
ズキズキと痛む頭を押さえて、青年は呟く。
「それにしても、目が覚めて良かったいな。
もう起きないんじゃないかと思うくらい、ぴくりとも動かなかったんだ~よ」
微笑みながら老婆がぬるめに温めたミルクを差し出す。
ありがとう、と礼を言い、ミルクに手を伸ばす青年に、老婆は続けた。
「ところで、あんな場所で何をしていたんだいね?
あそこはもう閉山していて、地元のもんはあんまり立ち寄らないんだけんども…」
「……えっ…?」
そこで、青年は初めてあることに気がついた。

何も思い出せない――?

「うっ…」
また急に痛み出した頭を押さえる。
「頭を打ったようだいね…まさか、記憶喪失かいな…?」
老婆が心配そうに覗き込んだ。
「おや、目が覚めたかいの」
その話し声を聞きつけて、老爺(ろうや)が部屋へ入ってきた。
「崖から落ちたみたいだけんど、どこぞ怪我は無いかね?」
「それが、はあ、何も思い出せないんだと。」
青年が答えるより早く、老婆が答える。
「ありゃりゃ、そりゃ~災難じゃいのぅ」
頭をガシガシとかきながら、ベッドの側まで歩いてくる。
「せめて、名前くらいは思い出せないかの?」
「…名前……」
老爺に聞かれ、両手で包んだミルクのカップに視線を落とし、青年は考え込む。
「…レイモンド…」
「なんぞ、思い出せたかね?」
「…レイモンド・ディ・ナール……たぶん」
たぶん、が付く辺り、かなり怪しい。
だが、彼の頭に浮かんできた名前は、それ以外になかった。
「レイモンド? はて、どこかで聞いた事があるような、ないような…?」
「えっ…知ってるんですか?」
「いや、直接は知らんのう」
「そうか…」
少し期待してしまったが、その返事にレイモンドは溜め息をついた。
「しかしまあ、なんちゅうか、あんさん目立つ身成しとるし、ちょいと遠いが街に出てみたら、知っとる人くらい居るかもしれんのう?」
しげしげと見つめながら、老爺が呟いた。
黒絹のような髪、端正な顔立ち…それに加えて、青と緑の左右で色が違う瞳。
確かに、魔術師のローブを除いたとしても、十分目立つ風貌だった。
「おお、そうじゃった。これもあんさんのもんじゃろう?」
ふと思い出したように、手のひら大の宝石と、杖を差し出した。
美しい宝石と、先端部に大きく開いた翼、螺旋の飾りと黄金の装飾。
一目見ただけでも、量産品の杖ではないことがわかるほどだった。
「荷物は部屋に置いておいたんじゃが、こっちはウッカリ居間に忘れてしもうて。
大きさからするに、ここに填まっていたんじゃないかと思うんじゃがの」
老爺が指で指し示した杖の先端には、宝石が填まる位の空間が空いていた。
「他にも外れてるようじゃが、これしか見つからなんだ。 すまんのう」
「いえ、ありがとうございます」
正直なところ、自分の物かさえレイモンドには自信がなかった。
ただ、受け取ったその杖は、体が覚えて居たかのように、手にしっくりと馴染み、波立った精神がすうっと落ち着いて行った。
「もしかしたら何か思い出せるかもしれんの。
まだ起きたばかりじゃに、もちっとゆっくりしたほうがええの」
「見ての通りなんもないけんど、ゆっくり休んで行きないや~」
「ありがとうございます」
頭を下げ礼を言うレイモンドに、
老婆と老爺はにっこりと笑い、静かにドアを閉めた。



再び静けさの戻った部屋を、柔らかな風が吹き抜ける。
「……ん?」
ミルクを飲み終え、しばしの間ベッドの上でぼんやりと佇んでいたレイモンドは、
ふと、手に持った宝石がぼんやりと光っていることに気づき、覗き込んだ。
澄んだ薄水色の宝石の中に、いくつもの虹色の光が揺れている。
「……確かに…この杖の先端にハマる感じだな…」
そう呟きながら、杖の先端へと宝石をはめ込む。

カチャリ。

どういう訳か、宝石は簡単に杖の窪みに填まり、留め金もないのにしっかりと固定された。
…と、同時に。
『…やっと、戻れましたでございます~~~…』
「…なっ!? 杖が喋った…!?」
『おはようございます、マスター。 …どうしたのでございますか??』
「幻聴が…頭を打ったのがまずかったのか…?」
『マスター??』
「…いや、これは気のせいだ…うん、たぶんそうだきっとそうだ」
ぶんぶんと頭を振るレイモンドに、杖は不思議そうに続ける。
『わたくしが喋れるように創ってくださったのはマスターでございますよ…?』
「え、俺が…??」
そうなのか? と言う様な視線を杖に向けるレイモンド。
『…マスター…もしかして…?』
「たぶん、そのもしかしてだと思う」
鎮痛な面持ちでコックリと頷くと、
『…………』
気まずいような、何とも言えない沈黙が流れる。
『ああぁぁ…っ…我が主ともあろうお方が記憶喪失など…!!
 嘆かわしゅうございます…!!』
人間だったら地面に突っ伏しているのではないかという雰囲気で、さめざめと泣き始める杖。
「な、嘆かわしい言われてもっ…。そうだ、お前は何か覚えてないのか!?
 ここに運ばれる直前に俺が何をしてたかとかっ! 」
ガシッ! と 両手で杖を握りしめ、宝石を覗き込む。
『…………』
さっきよりも長い沈黙が流れる。
「…おい…まさか……」
『わたくしも、まだ宝石がいくつか足りませんので…その…』
「…お前も十分嘆かわしいじゃないか…」
『あああっ…嘆かわしゅうございます…!!』
またさめざめと泣きだした杖に、俺も泣きたいぞ、と頭を抱えるレイモンド。
「……とにかく、泣いてても何も始まらないし…準備が終わったら、情報収集に行こう…」
溜め息をつきながら、腰掛けたままの体を横へずらし、ベッドから床へと足を下ろす。
全身を打ったのか、体中あちこちズキズキと痛むが、歩けなくは無さそうだ。
窓から投げかけられた陽だまりの暖かさが、素足の裏側から伝わってくる。
レイモンドは立ち上がると、杖を左手に握りしめたまま窓際まで移動し
「…まずい…本っ気で何も思い出せないぞ……」
抜けるような青空と、小鳥の囀(さえず)る木々を見つめながら、一際大きな溜め息をついた。

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