【雑記】月が出た~

いつもありがとうございます。m(_ _)m” こんばんは、ふぉるてです。

今日はスーパームーンと言う月だそうで……。
(地球との距離が一番近い?)
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月の昇る方角が山の為…ようやく見えました ><;;
確かにいつもより明るい気がします

さてさて…スーパームーンの影響があるのかどうなのかはわからないのですけれども、
先週の半ば程から(理由も無く)徐々に精神状態が乱高下していて、
今日は振れ幅が大きくて久しぶりに制御不能でドッカンと落ちたりしています。

いつもバランスバランスと言っている本人が一番安定していないなぁ… orz
(この振れ幅の大きさにも そろそろうまく付き合えると良いのですが……)


うむむ…一番困るのは、書くことが何も浮かばなくなるという事かも知れません orz

でも、そのうちまた回復してくると思います~ ><;;

【番外編】ARCANA RADIO vol.14

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ARCANA RADIO
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~ ヴァースのハーブと家庭の医学 ~ 精油の話:ラベンダー (約3,400文字)
出演者:c_raymond_01.jpg c_riza_01.jpg c_tohda_01.jpg 



レ「金曜日の夜8時になりました、皆さんこんばんは。
レイモンドです」
リ「リーザだ。よろしく」
詩「詩人でsu」

レ「さてさて今夜も始まりました、ARCANA RADIO 14回目、
  次元のハザマの某ローカルなキーステーションから
  謎の周波数、収録放送(予約投稿)にてお送りしております。
  今夜もどうぞ最後までよろしくお願いいたします。」

詩「de、今日のテーマはなんですka?」
レ「今日は…」

ヴ「よっ。おかえり!」
リ「満面の笑みで出て来たな」
レ「今日は『ヴァースのハーブと家庭の医学』をお送りします(笑)」

ヴ「ちゃんと留守番してたんだぜ。で、土産持って来てくれたか?」
リ「留守番をしていたのか」
詩「渡せるようなお土産…何か買いましたっke?」
レ「ない。」
ヴ「なにっ!? あれほどラジオから叫んだのにか!!」
詩「聞こえないと思いまsu~~~」
レ「――と言うのは冗談で…これなんだけど……。
  (干物とチーズを見せる)」
ヴ「おお…! 美味そうなツマミじゃ~ないか。さんきゅー」
レ「……収録が終わったらな(苦笑) (見せた土産をしまう)」
ヴ「しゃーないな…んじゃ、始めようかね……」


リ「で、今日は何を話してくれるんだ?」
ヴ「今日あたりから、少しずつ、精油の話をしようかね」
レ「精油?」
ヴ「エッセンシャルオイル…とも言うんだけどな。
  植物から蒸留をしたりして、生成したオイルだよん」
詩「油なんですka」
ヴ「プロデューサーの国ではアロマテラピー…ってやつで、良く使うらしいんだけどな。
  香りを楽しむだけじゃなくて、薬効も有ったりするんだが……
  ニッポンでは『薬事法』ってやつで、
  薬効を謳って販売しちゃいけないことになって居るらしい。
  調合したものを化粧品として売り渡す場合も、
  ちゃんと許可を取ってからじゃないと薬事法に引っかかるぞ」
リ「そうなのか」
ヴ「だが、今は日本では精油そのものは雑貨扱いらしいな。
  香りが主な用途になって居るらしいが」
レ「雑貨で売ってるのか……」
ヴ「値段も、ピンキリらしいけどね。
  例えば、ラベンダーの場合は、10mlの瓶で、
  400円台 ~ ブランドになると2000円を超えるものまで様々みたいだな。
  ま、薬事法は販売に関してだから、
  全く関係ない所で情報を書く分には問題ないんだけども」
リ「ふーん…?
  そういえば『アロマオイル』と言うのを見たんだが、それと同じものか?」
ヴ「アロマオイルは、100%純粋な精油じゃないんだ。
  香りで楽しむ分にはいいんだが、
  体に付ける時は『エッセンシャルオイル』『精油』を選んでくれ」
詩「純粋じゃないものもあるんですne」


レ「それで、今日はどんな精油を紹介してくれるんだ?」
ヴ「うーん…そうだな。
  まずは、有名なところで『ラベンダー』の紹介をしよう」
詩「あの紫色の花ですか」
ヴ「そう。産地によって『ラベンダー・○○』とか国の名前が入ったりするが、
  まあ一般的に言われてる効果を講義しようかね。」
リ「産地によって違いがあるのか?」
ヴ「多少成分が違かったり、香りが違うらしいね。
  厳密な学名が違う場合もあるらしいんだが、
  ま、今回は一般的な奴を話すつもりだよん」
レ「なるほど……」


ヴ「さて…ラベンダーの話をするんだが……。
  この植物の精油は、殆ど万能薬に近いくらいさまざまな効果があるもんでね。
  そのうちのいくつかを話すことにするよん」
レ「そんなに効果があるのか……」

ヴ「まずは情報な。
   名前:ラベンダー (真正ラベンダー)
   学名:Lavandula angustifolia
   科名:シソ科
   抽出部位:花、葉
   抽出方法:水蒸気蒸留法
   香り:フローラル系
   ノート:ミドル(トップ)ノート 

  ラテン語の「洗う」って意味が語源らしいな。
  伝染病の予防とかに使われていた歴史があるらしい。

  ……他の精油でも時々あるんだが、
  亜種なんかもあるから、学名を見る癖を付けたほうがいいかもねん。
  ラベンダーならまだいい方なんだが、
  サンダルウッド(白檀)とか価格の高い種類の精油は要注意だぞ」

詩「ところde、ノートってなんですka?」
ヴ「それは、香りの事だな。トップが一番早く香るんだ。
  香りの関係で色々と調合するときは、これを参考に組み合わせたりするらしいな」
リ「へえ…香水とかか」
ヴ「ま、そんなところだーね。
  おれは香りの方は詳しくないから、薬効の方でいくよん」
詩「お願いしまsu」

ヴ「まずは、心や精神に対して。
  ……鎮静効果や、安心する香りだな。
  眠れない時に有効だって言う話は
  どこかで一度は聞いたことがあるかもしれないな」
レ「ああ…枕に入ってたりとかするみたいだな」
ヴ「精油の場合は、ティッシュに1滴垂らして、枕元に置いて軽く香らせるのがいいぞ。
  あ、鎮静効果が目的の時は亜種でなく『真正ラベンダー』を選んでおくれ」
詩「ふむふmu……」
リ「だが、いつだったか、香りを嗅いでみたら凄く臭かったんだが……」
ヴ「それは直接嗅ぐからだ~よ。(笑)
  ふわりと香らせるくらいがちょうどいいんだ」
詩「摂生も気持ち悪くなったことがありましta…近すぎたんですne」

ヴ「思いっきり吸ったんだろう(笑) おれも最初やったがね。
  次は体に対して。……これも沢山あるんだが……

   鎮痛作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗感染作用
   抗炎症作用、抗リウマチ作用、抗ウイルス作用
   鎮經作用、安眠作用、鎮静作用
   心臓強壮作用、胆汁分泌促進作用
   血圧降下作用、呼吸器系の不調改善
   駆寄生虫作用、抗微生物活性作用
   神経バランス作用
  ……とか、言われているな」
レ「うわ……沢山あるな……」
ヴ「特に、鎮痛の効果や、傷痕の回復、やけどには良いらしいな。
  あとはね、抜け毛予防とか、肌の再生効果とか、炎症を押さえたりとかね」
リ「それは有り難いな」
ヴ「とにかく効果は沢山あるんだが……。
  風呂に1~3適垂らしてみたり、
  アーモンドスイートとかのキャリアオイル15mlに1~2適混ぜて、
  肌をマッサージするのもいいらしいよん」
レ「キャリアオイルってなんだ?」
ヴ「簡単に言うと、希釈用オイル…かな。
  精油って言うのは、蒸留したりして、濃縮されているから普通に使うには濃すぎるんだ。
  だから、普通は肌に使う場合は特に、希釈して使うのよ」
レ「へぇ…そうなんだ……。
  多けりゃいいってもんでもないんだな」
ヴ「そうなのよ。
  ただ、このラベンダーと、ティートゥリーって精油だけは、
  原液で使っても大丈夫らしいがね。
  ま、基本的には精油は肌に使う場合は薄める、って考えてくれるといいかな」
リ「覚えておこう。」


ヴ「ま、一言でいうと、ラベンダーは、色々効果があるけども
  やけど・日焼けのひりひりや、スキンケアにも使えるが、
  落ち着きたい時、リラックスしたい時に使ってみてくれ。」
レ「ああ、今夜枕元にティッシュへ1滴垂らして置いてみようかな」
詩「なかなか寝付けないんでしたっke」
リ「詩人には必要がなさそうだな……」

ヴ「……という事で、今夜の『ヴァースのハーブと家庭の医学』は
  『ラベンダーの精油』だったよん。
  この精油は1本持ってても損は無いぞ。」


レ「……さて、終了の時間が来てしまいました。
  ――ARCANA RADIO 第14回、今夜は この辺りでお別れです。
  お相手は、レ――」
ヴ「ナイスミドルなヴァース先生と」
レ「またかっ(苦笑)」
リ「リーザ」
詩「詩人でsu」
レ「――と、レイモンド、で お送りしました。(苦笑)
  最後までご視聴くださりありがとうございました。
  では、また来週の金曜日、夜8時にお会いしましょう~~」

リ「またな」
詩「また来週でsu~~~~~」
ヴ「ほんじゃまたね。
  (早速 土産を取り出す) 」


(~何やら爽やかな音楽~)


【終】

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ちょっとしたお遊びコーナーです。
あまり深く考えずにサラッと読んでくださいませ~ m(;_ _)m”

【雑記】懸賞アイテムが届きました~

いつもありがとうございます。m(_ _)m” こんにちは、ふぉるてです。


今週は大連休のようですね。
数年前のシルバーウイークは、たしか高速料金無料化の実験をしていた時期で
連休初日にバス旅行で東北へ行った時に、東北自動車道で大渋滞にハマり、
(日没を過ぎてしまい)松島が真っ暗で何も見えなかった記憶があります…… >ω<


さてさて…。
実は、6月末頃に、ある携帯の占いサイトでポイントがたまっていたので、
駄目でもともとでポイントを使って懸賞に応募をしてみました。
(あんまり占いサイトって登録していないのですが、ここだけは何故か続けていた…)

で。
「まあ、当たらないだろうけど、ポイント増えていく一方だし、やるだけやってみるか~~」と、
ぽちっとな、とやったら……。
……当たりました。 Σ >ω<; !?
(↑しかも後で見てみたら「1名様」だった )

それで、実物が届くのを首をなが~~くして待っていて、
「あれ、住所の登録間違えたのかな~?」と不安に思った頃…届きました。



んと、アベンチュリンという石の、天使の羽の形をしたカッサプレートです。



ちょっと色が暗く映ってしまっているのですが、
実物は明るいヨモギ餅みたいな色です><; 結構おいしそうな色です
良く見ると、キラキラもしっかり入ってます。


それで…これ、応募するまでにちょっとしたエピソードがありました。

実は、これを応募する直前に、
先に愛用していたローズクオーツのカッサプレートがちょっとだけ欠けてしまい……。
(このローズクオーツも、たまたま普通のお店でその時だけ売っていた物でした)



これを手に入れた当時、カッサプレートなる物を知らなかったふぉるては
「なんだろう?? 天使の羽の形でカワイイな」と言う気持ちで購入して、
持ち帰って良く調べてみたら、リンパマッサージストーンだという事を知りました >ω<;

んで、せっかくなので、使っていたのですが…。←冷たくて気持ちいい
(袋は旅行中にお土産で買った物です)

使い込んでいるうちに、
良く使っている1辺が、天然のヒビから少し欠けてしまいました。
ほんのちょっとした欠けなので、他の部分を使えば問題ないのですが…。
ただ、その1辺を使うと、さすがにちょっと痛い感じがあり……。
(欠けた場合は無理に使わないでくださいと書いてありました)

さすがにこのまま使えないか~…(´・ω・`) と、しょんぼりしていたところで
最初に書いた懸賞の応募があり……。

なんとなく、カッサプレート繫がりで
駄目でもともと、ぽちっとな >ω<   ……と。

そんな簡単にあたるわけもないだろうと思っていたので、
その数日後に当選のメールが届いてビックリ。 Σ >ω< !?

(実は9月12日ごろに届きました。ちょっとアップするタイミング逃がしてました orz)
週末に、ここの所の温度変化について行けず、ばたんきゅ~…していたところに、
届きました♪ ↑心身ともに弱っていたタイミングで >ω<



大きさ違うけど…。 なんとなく羽が揃った感じです >ω<
……もしかして、ローズクオーツが呼んできてくれたのかな?? …なんて。


さてさてパワーストーンカッサプレートだという事で、
アベンチュリンと言う石について、ちょっと調べてみました。
箇条書きにしてみると……。

 ・ネガティブな感情や思考をクリアにする。
 ・傷ついた心を癒す。
 ・体力、精神的な癒し、自律神経を整える。
 ・洞察力を高め、物事の本質、真理を見抜く。
 ・人間関係の改善、良い関係を築く。
 ・新しい事業を始める人へ。
 ・自信を与え、あるがままに生きるサポート。

……などがあるようです。

それで、このアベンチュリンと言う石、
真理を見抜く石として、チベットの方では仏様の目に使われているんだそうで……。
良好な人間関係や、「本当は何が大事なのか」を見抜く、
本来の自分のままで自信を持たせる、などのサポートがあるので
新しく事業を始める人にも向いているのだとか……。 ( ・ ・)φ” めもめも

小心者 &
丁度、新しい仕事の準備を進めていたところなので、ぴったりだ~ Σ >ω< !! 
来てくれてありがとう~ >ω<

ローズクオーツの羽と一緒に、大事にしたいと思います♪

【番外編】ARCANA RADIO vol.13

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ARCANA RADIO
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~ リーザの漢語林の旅 ~ 【数】 (約3,300文字)
出演者:c_raymond_01.jpg c_riza_01.jpg c_tohda_01.jpg



レ「金曜日の夜8時になりました、皆さんこんばんは。
レイモンドです」
リ「リーザだ。よろしく」
詩「詩人でsu」

レ「さてさ今夜も始まりました、ARCANA RADIO 13回目、
  次元のハザマの某ローカルなキーステーションから
  謎の周波数、予約投稿にてお送りしております。
  今夜もどうぞ最後までよろしくお願いいたします。」
リ「やっと帰って来たな」
レ「ホッカイドウでは3日間のはずだったのに、1か月ちょっと帰ってこなかったな…
  時間がズレまくってるなあ(笑)
  ……あ、一緒に遊んでくださった皆様、ありがとうございました!(ぺこり)」
詩「ありがとうでしta~♪」


リ「さて、今夜はなんのコーナーなんだ?」
レ「ええと……今夜は『リーザの漢語林の旅』をお送りいたします」
リ「ああ、わたしの出番か」
詩「早速始めまshow」


(適当に漢語林をパラパラと捲りだす)
リ「これだ! (ビシッ! と指をさす)」

レ「ええと…(自動翻訳機をかざす)
  『数』だな……」
リ「数字の「数」か…。今回はメジャーな漢字になったみたいだな。
  ……他には何て読むんだ?」

レ「いくつか読み方があるな……。
  一通り読んでみるぞ? ええと……

  【数】 読み スウ・ス・かず・かぞ(える)

  1-①かぞえる。 計算する、かずに入れる。
  1-②せめる。  罪をかぞえ上げて責める。
  1-③いくらか。 若干の。「数人」
  2-①かず。   ものの多い・少ないの量。
  2-②さだめ。  運命。「命数」
  2-③すじみち。 道理。
  2-④なりゆき。 情勢。
  2-⑤六芸(リクゲイ)の一つ。算術。「数学」
  2-⑥はかりごと。方法。わざ。技術。
  3-①しばしば。 しきりに。
  3-②はやい。
  4-①こまかい。
  (新版 漢語林 より)


  ……ふう。結構意味が沢山あるんだな。
  ええと……次は成り立ちだけど……。

  
  元々はこんな風に書いたらしい。

  ………右側が、「うつ」の意味。
  左側が、途切れることなく続けるの意味。
  続けて打つさまから、せめる、かぞえるの意味を表す」
 リ「……ムチ打ちか……??」
 レ「……ムチかはわからないけど……
   結構コワイ成り立ちの漢字だったんだな……」
 詩「1か~い、2か~い…確かに数えるでsu」


 リ「ところで、この表は何だ?」
 レ「ああ、これか? 数を表す言葉……らしいな。
   『桁』っていうのかな?
   普段使わないような桁まであるから、ちょっと読んでみようか。

   まずは、大きい方。
   ええと…「○乗」の表示がうまく行かないらしいから、10(8乗)のように表示します。
   ……相変わらず不思議なラジオだな。

  1    一     イチ
  10   十     ジュウ
  10(2) 百     ヒャク
  10(3) 千     セン
  10(4) 万     マン
  10(8) 億     オク
  10(12) 兆     チョウ


  ……この辺りまでは、普通に聞く単位だな。
  1の後ろにゼロがいくつ付くか…と考えると、考えやすいかな?

  10(16) 京     ケイ
  10(20) 垓     ガイ
  10(24) 秭     シ
  10(28) 壌     ジョウ
  10(32) 溝     コウ
  10(36) 憪     カン (←※ これのヘンがサンズイ)
  10(40) 正     セイ
  10(44) 載     サイ
  10(48) 極     ゴク
  10(56) 恒河沙   ゴウガシャ
  10(64) 阿僧祇   アソウギ
  10(72) 那由他   ナユタ
  10(80) 不可思議  フカシギ
  10(88) 無量大数  ムリョウタイスウ
  (新版 漢語林 より)

  ……ふう~…。言い切った。」
  (IMEパッドを使っても出ない字が… orz)

 リ「凄く沢山あるんだな」
 レ「聞いたことも無い桁も沢山あるんだな……。
   恒河沙とか阿僧祇とか、人の名前みたいだ……
   え?? サンスクリット語?? (カンペを見る)
   ……ちなみに、阿僧祇辺りになると、
   地域(国)等によって定義が変わるらしいのですが……
   まあ、こんな桁の数字って使わないよな……」

 詩「極ってそんなに大きな数字だったのですne。
   でwa、『極悪人』ha……」
 レ「それは、”きわめてわるいやつ”なんだろうけど……。
   こっちの桁で考えてみると……すご~~く悪い奴な感じがするな……」
 リ「まあ、どちらにせよ極悪人、だな。
   ところで、こっちの表はなんだ??」
 レ「ん?? これか??
   ……こっちは逆に、小さい方の桁みたいだな」
 リ「小さい方の桁??」
 レ「小数点第いくつ……みたいな感じかな。
   たとえば0.1が『分』、0.01が『厘』みたいな感じで……。
   ん? この呼び方では『割』は無いんだな。
   割はニッポン独自の物なのかな。

   ちょっと読んでみようか。
   ……こっちは更に読みにくいものばかりだなぁ……

  1      一     イチ
  10(-1)  分     ブ
  10(-2)  厘     リン (『リ』と言う字もあり)
  10(-3)  毛     モウ (『ゴウ』と言う字もあり)
  10(-4)  糸     シ
  10(-5)  忽     コツ
  10(-6)  微     ビ
  10(-7)  繊     セン
  10(-8)  沙     シャ
  10(-9)  塵     ジン
  10(-10)  埃     アイ
  10(-11)  渺     ビョウ
  10(-12)  漠     バク
  10(-13)  糢糊    モコ
  10(-14)  逡巡    シュンジュン
  10(-15)  須臾    シュユ
  10(-16)  瞬息    シュンソク
  10(-17)  弾指    ダンシ
  10(-18)  刹那    セツナ
  10(-19)  六徳    リツトク
  10(-20)  虚     キョ
  10(-21)  空     クウ
  10(-22)  清     セイ
  10(-23)  浄     ジョウ

  ……ふう~~~っ……。」
 リ「チリとかホコリとか……気持ちは分かるような気がするな……」
 レ「そいうえば、ごく稀にプロデューサーが『刹那』とか使うな…。
   瞬間より更に短い表現で使いたい時に使ってたみたいだけど、
   あれは表現の方だろうけど――へぇ、桁にもあったのか……」
 詩「ふむふmu…。ということha、『空気清浄機』っていうto……」
 レ「やめてくれ(苦笑) 頭が痛くなる……(笑)」

 レ「ちなみに、漢語林には載っていませんでしたが、調べてみたところ、
    10(-24) は 涅槃寂静 ネハンジャクショウ (ウィキペディアより)
   …と言うそうです。(原稿棒読み)

   ……だんだん悟りの世界に入って行く感じだな……」



リ「第2回目の『リーザの漢語林の旅』、どうだったかな?」
レ「……やっぱり俺が疲れた……(苦笑)」

レ「……ああ、そろそろ時間だな(笑)
  ――ARCANA RADIO 第13回、今夜は この辺りでお別れです。
  お相手は、レイモンドと」
リ「リーザ」
詩「詩人でsu」
レ「……で、お送りしました。
  最後までご視聴くださりありがとうございました。
  では、また来週の金曜日、夜8時にお会いしましょう~~」

リ「またな」
詩「また来週でsu~~~~~」


(~何やら爽やかな音楽~)


【終】
※漢語林は「『新版 漢語林』 鎌田 正・米山寅太郎 著 (大修館書店)」を使用しています。

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ちょっとしたお遊びコーナーです。
あまり深く考えずにサラッと読んでくださいませ~ m(;_ _)m”



初とらば~ >ω<  (雑記)私設☆物書きブログテーマ・・・視点・人称

いつもありがとうございます。m(_ _)m こんばんは、ふぉるてです。
我が家では急に涼しくなったので、
布団を1枚追加しましたが、皆様の地域はいかがでしょうか。

目が覚めたら何だか眠れなくなってしまったので、
久しぶりに夜中に投稿してみます >ω<;

ん? なんだこのタイトルは。 って思いますよね。毎回、小説更新の合間に、雑記やイラストを挟むのですが、せっかくだからFC2のトラックバックテーマみたいなのを作っちゃおうと思いまして。物書きならきっと一度は悩むようなネタを自由に出して、雑記ネタにしてみるのはどうでしょうか。今回私は「視点」をあげましたが、別の方がこのテーマで記事を書かれるのも大歓迎ですし、まったく違う「キャラ」とか「創作のこだわり」と...
(雑記)私設☆物書きブログテーマ・・・視点・人称



えーと……。
交流させて頂いているlimeさんのブログ「DOOR」で、
「視点」「人称」についての記事があったのを見つけて……。

トラックバックってどうやるのかな? と思いながら、
ワンテンポ以上遅れていますが参加してみたいと思います >ω< ?
↑「虎場」←トラバ ってなんぞ? と思っていた
うまくできるかな? どきどき… >ω<;  挑戦~~

相変わらずフラリと気ままに皆様と交流させていただいています…。m(_ _)m” ありがとうございます
↑自分のへっぽこさ加減に改めて気が付いた…と言うか……。
 御邪魔させていただくブログは、1日に2人くらいが上限だった…という事を自覚しました ><;; すみません
 オフ会のタイミングでは 時間が足りずに読み切れなかった皆様の本編なども、また少しずつ読みに行きます~



さてさて……。
「人称」のお話ですけれども…

私が初めて小説を書き始めた頃(学生の頃)は、1人称ばかり書いていました。
……んが。
一番最初(たしか)の作品は主人公が天然ボケ過ぎたのか、
全く周りの事が気が付かなかったというか……。

周りの事を描写しきれなくて、結局3人称に切り替えた…と言う事がありました >ω<;
(あまりにもいい加減な作品過ぎて、公開する予定はないのですが orz) ←挫折


あれ…? そういえば…ARCANAって、何人称になるんだろう? orz

いや…ベースは3人称なんですけど…主人公の心理描写とか、1人称な感じも入っているのですが……(考)
↑自分では1.5人称 とか思っている >ω<; どちらでもない…?

基本知識とか考えずに、自由奔放に書き始めた作品なので…… orz


実は、元々は3人称で書き始めた物語なのですが
(話の流れで、途中で二手に分かれたり、視点が切り替わるかも知れないので)、
第一章の中盤くらいまで友達に読んでもらった時に、
「せっかくの冒険物語なのに主人公が遠い」と言う感想を貰って、
思い切って修正し直した(加筆)…と言う経緯があります。

ジャンルやテーマ、構成にもよりけりなのだと思うのですが、
「ARCANA」の場合は、
主人公が何を考えているのか分かりづらくて、
主人公やストーリーに入り込めなかった…と言う事でした。
↑実は、レイモンド…良く見てみると、あんまり喋っていない人物なので >ω<;
 (主人公の問題かも……??)

たぶん、こういう感じでは無くて、ちゃんとした3人称でも
心理描写は出来たと思うのですが、ふぉるてにはその技量が無かった…… orz


ちょっと例を挙げてみますと……
ARCANA 第一章~復活の鐘~ No.4」より

【修正前】
「わたしは侵入者を排除するのが仕事だったから…剣を抜くしか無かった。
 結果は予想通り――完敗だったさ」
と、苦笑いを浮かべる。
「侵入者に負ける用心棒なんて、用無しだからね。
 盗賊団に入団するときに仕込まれた、『裏切り者の毒』が口の中に流れ出したのがわかったよ」
少し伏し目がちに話すリーザを、ただ黙って見つめながら、レイモンドはジョッキを傾ける。
「…それは覚悟してたんだ。
 だが、お前はそれを見透かしていたように、小さな小瓶の…たぶん解毒剤だったんだろう? 液体をわたしの口に押し込んで、次々に飛び掛かってきた数百っていう盗賊共を、あっという間に全員のしちまった」




【修正後】
「わたしは侵入者を排除するのが仕事だったから…剣を抜くしか無かった。
結果は予想通り――完敗だったさ」
と、苦笑いを浮かべる。
……要するに、対決したことがあったと。
それにしても……さっき常連客も自分の名前の事で「大魔術師」と言っていたが…それは強(あなが)ち嘘ではなかったということなのか…?
だとすると、良くも悪くも、名を結構知られていることになるのか。
「侵入者に負ける用心棒なんて、用無しだからね。
盗賊団に入団するときに仕込まれた、『裏切り者の毒』が口の中に流れ出したのがわかったよ」
――裏切り者には死を…か。
話を聞く限り、裏切った訳じゃないけれど…そんなもんなのか……
少し伏し目がちに話すリーザを、ただ黙って見つめながら、レイモンドはジョッキを傾ける。
「…それは覚悟してたんだ。
だが、お前はそれを見透かしていたように、小さな小瓶の…たぶん解毒剤だったんだろう? 液体をわたしの口に押し込んで、次々に飛び掛かってきた数百っていう盗賊共を、あっという間に全員のしちまった」



……という感じで、修正後は、長くなってしまっていますが >ω<;

この辺りではまだ形が固まり切って居ない感じも有りますが
先頭に「……」や「――」などを書いて、レイモンドの心理描写を入れるようになりました。

でも、基本の形は「俺は」ではなくて「レイモンドは」なので
やっぱり三人称……なのかなぁ?? >ω< ? ←未だに謎です

この形で定着したので、後は変更なしで完結まで書き進めると思います~。


改めて振り返ってみると……。
な~~んも考えないで書き始めたんだなぁ…… >ω< てへ…

オリキャラオフ会 in 北海道 No.6 (完結)

いつもありがとうございます。m(_ _)m” こんばんは、ふぉるてです。
各地で大雨被害が出ているようですが…皆様ご無事でしょうか…
お知らせ:更新のタイミングがうっかり重なってしまったため、
      今週の「ARCANA RADIO」はお休みさせていただきます。m(_ _)m”



さてさて、1か月ちょっと? 続いておりました、オリキャラオフ会も、
ようやく完結を迎えることが出来ました♪

第2回の幹事さんは 大海彩洋さんです♪
(→大海彩洋さんのオフ会詳細ページへ)


→今回こちらから参加するキャラクターの紹介&特設ページ?はこちらです

や……やっと完結できました~~ >ω<
「せんせい~~! 夏休み終わっちゃったけど宿題終わったよ~~!! >ω< ノ ” 」
……な気分です。 完結が遅くなってしまい、すみませんでした~ ><;;


いや~……途中から「えっ、もしかして欲張り過ぎた!? Σ (・□・;;) 」 と
戸惑いましたが……せっかくなので最後まで欲張ってみました >ω<; てへ…

(予想以上に)大変でしたが、たくさんたくさん勉強になりました!←達成感が
一緒に遊んでくださったみなさま、読みに来てくださったみなさま、
本当にありがとうございました~!! m(_ _)m”

真夏の暑い最中・お忙しい中、参加者の皆さんを取りまとめてくださいました、
幹事役の、大海彩洋 さま、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!
この場をお借りして、お礼申し上げます。


 Special Thanks:大海彩洋 様、 八少女 夕 様、 lime 様、 山西サキ 様、
                 けい 様、 TOM-F 様、 かじぺた 様、 あかね 様、
                 ポール・ブリッツ 様                       

(普段はその回に登場した方を書かせて頂いておりますが、今回は皆様に感謝の気持ちを込めて…!)


では、「オフ会in北海道 ARCANA編」 最終回、いきます~ >ω< 絡み切れなった
    (約13,400 文字) 長くなってしまいました…ゆっくり読んでくださいませ ><;;

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「ふわぁ……。」
翌朝。
相川牧場の手伝いをするべく厩舎に向かったレイモンドは、あくびを噛み殺した。
「眠そうだな」
右手で乾いたデッキブラシを肩に担ぎ、バケツを左手に持ったリーザが爽やかな笑顔で立っていた。
……リーザはよく眠れたんだな……。
あまり過去の記憶が無いのだが、どうやら自分は人が沢山居るところで眠るのは苦手だったようだ……と、ぼんやりしている頭を軽く横に振る。
何とか眠ろうと目を閉じても、無意識に辺りの気配を探ってしまう。
そのうち、静かに寝息をたて始めた者、豪快に寝ている者、まあ良いではないかと呟く者……

……あれは寝言……だよな……。
そんなこんなで気になって眠れず横を向いていたところを、背中へ あらぬ方向から来た詩人の足の一撃をくらい、他の人を起こさないように気を付けながら、掛け布団でグルグル巻きにして……
……そういえば、寝相が悪いって前にどっかで聞いたんだったよな……。
それでもグッスリ眠れたらしい詩人は、2人の少し後ろのところで日差し対策の完全装備姿で延びをしている。
いくら日中ではないとはいえ、さすがに真夏の暑さの中その格好で働かせるわけにはいかないと、見学だけで良いことになったのだが、何となく所在ないらしく詩人も着いてきたのだった。

「……さて、食事と酒と宿の分、しっかり働かなきゃな!」
デッキブラシを両手で横に持ちながら上へと大きく延びをすると、レイモンドは眠気を振りきるように気合いを入れ直した。


厩舎に入ると、一人で黙々と作業をしているミツルの背中が見えた。
周りを見てみると、ナギの姿が見当たらない。
「あれ? 小さい魔術師くんは?」
……いつも一緒だったのに、珍しいな……。
少し不思議に思いながら、声をかけてみると、ミツルは微かに驚いたような顔で振り向いたが、少しの間を置いて軽く首を横に振った。
「昨日はナギが下手な手品見せちゃってごめんなさい。今日は大人しくさせますから」
と、心持ち元気のない声で答えると、
「あれ? そちらも詩人さんの姿が見えませんね」
と、レイモンドとリーザを交互に眺め、軽く首を傾げた。
「ああ、今日は紫外線がきついみたいでね。」
と、リーザは爽やかな笑顔で屋根の下で気持ち所在なさげに見学している詩人を差し、
「アルビノだからね。勘弁してやってね」
と、レイモンドは優しく微笑んだ。
……今日はさすがに厳しそうだからなあ……。
その詩人の方を見ていたミツルはその声に振り向くとレイモンドを見つめ返し、
「とんでもないです。うちにもナギっていう、役に立てなさそうなチビがいますし」
と、首を左右に振りながら答え、再び自分の作業に戻って行った。

「………………。」
……昨日のパーティーの後から、何だか様子が変だなあ……元気が無いような……。
一生懸命に寝ワラを運ぶミツルの姿を遠目に見ながら、昨夜から何か気の効いた言葉のひとつも掛けられない自分の不甲斐なさ感じていたレイモンドは、呼吸を整えると、ある行動へと移った。
「あ……ええと、ミツルくん、これ……」
再び彼の元へ近づき、そう言いながら、ポケットにしまっていた小さな二つの包みを差し出した。
「? これ、なんですか?」
不思議そうに眺めるミツルに、
「昨日、2人で"ひっちはいく"をしながらここまで来たって聞いてさ。ちょっと作ってみたんだけど……」
と、気持ち照れ臭そうに手渡す。
昨晩、宴会がお開きになったあと こっそりとハゾルカドスと相談して、釧路の売店で買った2センチほどの小さなホタテの貝殻に、魔法文字を彫り込み、貝殻のフチに穴を開けて紐を通したシンプルなお揃いのペンダントを2つ作ったのだった。
「俺のいる国では、良く"旅の御守り"として使うんだ」
……ホタテの貝殻は無いから、別の物に彫るんだけど……
と、頬を人差し指でかきながら伝えると、今は作業中だから後で開けたほうがいいかもね、と笑った。
「旅の御守り……」
手渡された二つの包みをじっと眺めていたミツルは、ありがとうございます。と、深々と頭を下げた。
……照れ臭いから翻訳機風にしてみたって言おうとも思ったけど、まあ、いいか……。
「おーい、レイ! ちょっと手伝ってくれないか!?」
「ああ、今行く!」
扉の向こうから聞こえたリーザの声に振り返りながら答えると、じゃっ、とミツルに右手を軽く上げ、レイモンドは外へと走って行った。



牧場の仕事を終えると、再び宴会が始まった。

昨日より更に打ち解けた面々は、思い思いに料理を頬張る。
すっかり呑み仲間になった長一郎と一太郎と「日本酒には何が一番合うか」と話をしながら、ふと、リーザは幼少期の恩人の事を思いだし、いつもはしまい込んでいた真鍮の指輪を取りだすと、指に通した。
ここでこうやって酒を飲むのも、楽しく笑っていられるのも、元を辿ればこの人のお陰かも知れない。
今は亡き恩人の笑顔を思いだし、懐かしい気持ちと共にグラスをあおった。

ややあって。
指輪にウニが付いてしまった事に気が付いたリーザは、ちょっと洗ってこよう、と席を立った。
少し離れた所にある泉で、落とさないように丁寧に指輪を洗う。

……と。
何やら慌ただしい声が聞こえたと振り向いてみると、建物の影の方から、マコトを抱え その場に立ちすくみながら溜息をついている千絵の姿が見えた。

その力なく肩を落とした様子に、何かあったのだろうかと思いながら
「ずいぶんと大きいため息だな」
泉の縁に腰を掛けたまま静かに声を掛けると、千絵はハッと顔を上げた。
「リーザさん」
「いつも男どもが食い散らかしたものの後始末に走り回っているようだが、それに疲れたんじゃないのか」
空になった料理皿をお盆に乗せ、忙しそうに廊下を行き来していた彼女の姿を思い出し、呟くように尋ねてみる。
千絵は少し驚いたように顔を上げると、
「いいえ。そうじゃないんです。動き回るのは、私のクセみたいなものですし、嫌じゃないんです。そうじゃなくて……。
 たぶん、自分の中には無いと思っていたつまらない感情があったので、がっかりしてしまったんだと思います」
つまらない感情――か……。何かあったのか……と考えながら、
「ふ~ん? そう言うこともあるさ。それが人間ってもんだろう?」
再び指輪へと視線を落とし、綺麗に手でこすりながら答えた。

マコトを抱え優しく撫でながら、泉の方へとゆっくりと歩いてきた千絵もリーザの手元へ視線を移す。
「それは?」
「この指輪か? わたしが子供の時に、恩人がくれた指輪さ。ウニが付いてしまったんで、洗いに来たんだ」
手を止めると、千絵にも見えるように手のひらに載せて見せた。
「とても綺麗。水を反射して光っていますね」
どこにでもあるかもしれない真鍮製の安物の指輪だったが、リーザにとっては命を拾ってもらい、一人前の剣士になるまでに苦楽を共にした恩人との思い出が沢山詰まった大事な宝物だった。
リーザは笑いながら丁寧に水気を取り、
「高価な宝石付きの指輪と違って、何処にでもある類の指輪かもしれない。だが、わたしにとっては剣と共に一番大切な持ち物だ。モノってのは、どのような形で自分のものとなったか、もしくは失ってしまったか、その歴史で価値が決まるんだと思う。そうやって大切になったものは、他のヤツらが何と言おうと関係なく大切な存在になるんだと思う」
そう言いながら、今は亡き恩人との様々な記憶を思い出し、指輪を再び嵌め直した。

「…………。」
その言葉をじっと聞いていた千絵は、何かを考えるように俯く。

不意に、マコトが千絵の腕から ぱっと離れると、リーザの膝の上にストンと遷った。
そして真夏の日差しの中で佇む千絵の更に後方を見て、状況を把握した リーザは笑った。
「ああ、邪魔者は消えた方がいいな」
その視線を追うように、千絵は振り向く。

「――――。」
そこには、戸惑った顔をした正志が立っていた。
走って来たのか、肩が激しく上下している。

ふっ、と微笑むと、リーザはマコトを抱いたまま、すれ違いざまに「がんばんな」と言うように、ポン、と正志の肩を叩いた。


青々と茂る夏草が揺れ、遠くから馬たちの嘶(いなな)きが聞こえてくる。
マコトの頭を優しく撫でながら、リーザは空を見上げると、再び酒の席へと戻って行った。



太陽が西に傾き、それを追うように月が昇る。
浦河の雄大な大地が次第に1枚の影絵に変わり、天上には星々が輝きだす。

「……うわ……。凄い星空だ……」
なおも続く宴会の途中で、屋外の新鮮な空気を吸うべく建物の外に出たレイモンドは、満天の星空に感嘆の声を上げる。
ふと、離れたところへ視線を移すと、綾乃がカメラを手に奥の方へと向かうのが見えた。
……確か、今日はペルセウス座流星群があるって言ってたっけ……。
ホッカイドウに来る前に、ちょっとした用事から流星の資料に目を通したことを思いだし、再び空を仰ぐ。

国が遠ければ見える星座も少しずつ違う。
だが、いま見上げている星空は、果たして自分の世界と同じ星々を見ているのだろうか。
ふと、とても不思議な気分になった。
ーーここに居る事自体が奇跡なのかもしれないなーー
夜風に乗って、すっかり打ち解けた皆の賑やかな声が流れてくる。
彼らに会えたことも、一緒に笑えたことも。何一つ当たり前のことは無い。

星が静かに瞬く。

Astrology――
ルクト王国でも暦など様々な事に使われている占星術は、こちらでも"星"の"言葉"と言う意味があると聞いた。
この無数の瞬きは、今夜、何を語っているのだろう。

一条の光が流れ、消えていく。

レイモンドは深く息を吐き出すと、空を仰いだまま目を閉じた。
北の短い夏を謳歌するように虫達が鳴いている。
ふと、一瞬だけ、白くて柔らかな手に額を優しく撫でられたような感じがして、レイモンドは目を開けた。
――今のは――?

遠い記憶の彼方で思い出すことが出来ない懐かしい温もりは、夜風に溶け、消えた。



熱い夜が始まった。

盆踊り会場には、町内だけでなく、となり町からも人々が集まり、賑わっている。
……ここで盆踊りを踊るのか……。
皆とお揃いの浴衣に袖を通したレイモンドは、予想以上の熱気に驚いた様子で辺りを見回した。
皆もやる気満々だ。

トップバッターになったレイモンド達3人は、浴衣では宴会で披露したような激しい動きの踊りは出来ないため、ナイフ芸などを披露することにした。
特に、リーザのナイフ捌きには会場から拍手喝采が沸き起こった。
次に金色の浴衣に身を包んだレオポルドがステージへ上がると、みんな一瞬「なんだろう?」と首を傾げたが「お~れ~♪ お~れ~♪ ちゃちゃちゃっ!」と、マツケンサンバが流れだし、軽快なステップを見事に披露すると、更に会場は盛り上がり始めた。

それぞれの面々の出し物に続き、先日みんなで練習をした合唱を披露する。
1曲目の『翼をください』は、会場の人達も巻き込んでの大合唱となった。
2曲目でさらに盛り上がり、3曲目のソロパートを任された正志は、プレッシャーの中、精一杯歌い切り、大きな拍手を受けた。
――ただし、プロポーズの演出になって居たという事は、本人だけは気付かなかったようだが――
そんな彼の一生懸命さを、一同は微笑みながら見守り、更に曲は続いて行く。
成太郎が櫓へと駆け上がり、流れ落ちる汗をものともせず熱く太鼓を打ち鳴らし、そのままノンストップでソーラン節へとリズムが変わっていく。

真も櫓へ上がり、成太郎と顔を見合わせ、頷くと、三味線と太鼓の熱いバトルが始まった。

……やっぱりすごいな……。
一心不乱に演奏している二人を、櫓の下からレイモンドは眩しそうに見上げた。


町の人達も混ざり、盆踊りの輪が広がる中、レイモンドは会場を見渡せる階段の中ほどへ座った。
楽しそうな人々の笑顔を眺めながら、缶入りの良く冷えた酒を口に含む。
「踊らないの?」
ふと、斜め後ろから声が掛かり、振り返ると、コトリが立っていた。
「最初の出し物でも、もうだいぶ踊ったので、休憩を……」
楽しい雰囲気は好きなのだが、なぜか不意に不安になって一人になりたくなることがある。
すっ、とコトリもレイモンドの横に座ると、
「オンネトー、行ったんだ」
と静かに呟いた。
「ああ…そう言えば、宴会の時、コトリさん達も行ったって言ってましたね」
タイミングが合わなくて、行き違いでしたね、とレイモンドが笑うと、それもまた現地集合の面白さかな、とコトリは頷いた。
「……そういえば、ダンゴさんは??」
……確か、もう一人、連れの女性が……
「――あそこ」
階段の上から、コトリが指差した先には、マックスと楽しそうに談笑しているダンゴの姿があった。
視界に入ったのか、彼女は階段上のコトリに気が付くと、にっこりと笑顔で手を振る。
「……あの子の明るくて真っ直ぐなところには――」
助けられてる、かな。と唇が動いたように見えた時。
「踊らないんですか?」
後ろから、不思議そうな顔をした真が声を掛けた。
「君こそ」
微笑みながら振り返り、「座る?」と促しながら、レイモンドが答えると、
「あんまり得意じゃないので」
少し困ったような返事が返って来た。
「でも三味線と唄は平気??」
「あれは、まあ、習性みたいなものなんです」
その返事にコトリも頷き、
「私も、歌はみんなと一緒に何かがしたいって思えたから参加したけれど、踊りは見ている方がいいかな」
その言葉にレイモンドと真が頷いていると、
「その方ら、座っている場合ではないぞ。このような時に踊らぬとは、かえって場を白けさせて良くないものだ。なに、旅の恥はかき捨てというではないか。余の命令だ。踊りなさい」
更に後ろから、金色の浴衣に身を包んだレオポルドが、町の人にもらったのか、「良きに計らえ」と書かれた扇を片手に真剣な顔で話しかけてきた。
顔は真顔なのだが、ヒラヒラと扇を動かし、真剣なのだか楽しんでいるのか測りかねる雰囲気だ。

「…………。」
一瞬、何かを決心したように口元を引き結んだ真は、すっくと立ち上がると、コトリに手を差だし、
「踊って頂けますか」
と申し出た。
コトリは一瞬、意表を突かれたような顔をしたが、そっと真の手の上に手を重ねると、
「喜んで」
と答え、立ち上がった。


二人が踊りの輪へと入って行った後、一人残ったレイモンドの横へ、レオポルドは静かに座った。
「そなたは踊らぬのか?」
楽しそうに踊る人々を眺めながら、呟くように口を開く。
「もうだいぶ踊りましたし……」
……それに、あまり人の輪に入るのは何故か、どうも……
笑顔で返事をしながら、レオポルドの視線を追うように人々の輪を見つめる。
大勢で楽しそうに踊る人々の中に入りたい気もするが、同時に自分の中の何かが静止する。
「……詩人どのに聞いたが……そなた、過去の記憶がないのだそうだな。己が何者なのかも。」
――えっ―― ?
いつの間に話したんだ、と驚きながら、レオポルドの横顔を見る。
金色の浴衣に身を包んだレオポルドは、視線を動かさないまま
「―― だが、人は己の背中を直には見れぬものだ。それ故に周りとの繋がりを求め、共に確認し合うものではないのか」
賑やかな音の中でも良く通る声が、静かにレイモンドの耳へと響いた。
……己の背中は直には見れない……
全く記憶が無いために、自信の無さから 人の輪の中で どう振る舞ったら良いのか、どう見られているのか、果たしてこの感覚は合っているのだろうかと戸惑っていたレイモンドを、彼は静かに見抜いていたのだ。
「人にはそれぞれの色がある。色に優も劣もない。ただそれぞれに在るだけだ。どの国に生まれ落ち、どの環境で生きようと―― 」
そこまで言うと、レオポルドはスッと立ち上がる。

「……迷ったならば、己の心の色に従うのも良いのではないか?」

ゆっくりと振り返ったレオポルドの、漆黒の瞳が真っ直ぐにレイモンドを見つめる。
「……己の心の色―― 」
その言葉に、レイモンドは真っ直ぐに見つめ返し、頷いた。
そして、ゆっくりと立ち上がる。
「――さあ、今宵限りの宴、楽しまぬ手はないぞ」
その姿がうっすらと黄金に輝いて見えたのは、浴衣のせいだけではなかった。



翌日。
襟裳岬を観光した一行は、帯広の花火大会へと向かった。
まだ日中の熱気が残る中、他の観光バスで来た人たちが思い思いにシートを引いている。
その人の数に圧倒されながら、レイモンド達も指定位置へと座った。

徐々に空が暗くなり、花火大会が始まった。
「うwa~~! 綺麗ですne~~~!!」
ドーン! と言う大音量の中、詩人が感動の声を上げ、リーザが頷いた。
……そういえば、詩人って目が余り良くないって聞いてたけど……。
「花火は見えるのか?」
ふと、素朴な疑問を投げかけてみると
「一面光の海でsu~~~!!」
とキラキラしながら返事が返って来た。
……なるほど……。

牧場を出発する前に、花火を見ながらお腹が空きそうでsu…。とぽそりと詩人が呟いていたのを聞いてくれていた かじぺたさんが作ってくれた料理の詰まった、バスケットの中身を有り難くいただきながら、音と光と炎の競演を眺める。

ドーン!! ドーン!!

「……陛下の提案じゃないけれど……」
花火の音に混ざり、斜め後ろ辺りに座っている正志の声が、風に流れて聞こえてきた。
「…………。」
所々花火の事で聞こえないが、千絵と二人、どうやらいい雰囲気の様だ。
……やっと落ち着いて話せる環境になったかな……?
なかなか会話の機会を掴めずに千絵を見つめていた正志を思い出し、レイモンドは少しだけ心配していたが、楽しそうに話しをしている様子に、内心で安堵した。
「また、北海道にこような……」
風に流れ、断片的に会話が聞こえてくる。
「……その、できたら……新婚旅行で……」

……ん……?

「つまり、その、俺と結婚してくださ……」

意を決したように、硬い声音で千絵の方へ伝えた正志の言葉に、思わず周りの皆が声のした方向へ振り向いた。
……い――言った!! ……けど……振り向いていいのか? これは――
振り向いていいのかどうかわからず、手にした飲み物を零しそうになりながら、レイモンドは思わず硬直した。
チラリと連れの二人を見ると、同じように動きを止めている。
中世組や、双子や高校生達は、ライブのプロポーズを見逃すまいと、目を輝かせていた。

一同の視線の中、それに気づいた正志は硬直し、千絵は顔を赤らめる。

固唾を飲んで見守る一同の中、失敗したと思ったのか、がっくりと肩を落とした正志に、その気持ちをくみ取ったのか、一瞬の間を置き千絵は皆の視線をものともせずその手を取ると、

「ふつつかものですが、どうぞよろしくお願いします」

その言葉を祝うかのように、正四尺玉の特大花火が空高くで炸裂し、尾を引きながら煌めいた。
呆然とする正志の顔と、千絵の微笑みを天上の無数の光がキラキラと映し出す。

『やった!』
『おめでとう!!』

固唾を飲んで見守っていた一同が思い思いの祝福の声を掛けながら二人の前に集まると、我に返った正志は、ガッツポーズを取りながら飛びあがった。

――やったな!
おめでとう! と、乾杯の仕草で祝福するレイモンドと詩人の横で、「彼女はやっぱり強いな」とリーザが祝杯を上げながら微笑んだ。


「なんとめでたいことだ。余からも祝わせてもらおう」
嬉しそうにレオポルドが馬100頭を送ろう、と伝えたが、ニッポンの事情などで馬百頭は厳しいという事で、コトリの提案により馬72頭分に値する”Ninja 650R”と言う機械馬を送ることになった。
それでも尚100頭に拘るレオポルドに、残りの28頭は相川牧場から買って、維持費の代わりにここで観光用に育てたらどうだろうかと言う話になった。
突然の事に驚いた表情の長一郎と弘志は、頷き合うと、
「名前はどうしましょうか」
と笑った。

「ここに集まった仲間全員と同じ名前を付けたらどうですか」
成太郎の提案で、ここに集まったみんなの名前を付けることになり、一同も頷く。
……ってことは、俺達の名前の馬も居るのか……??
レイモンド号かぁ~…何だか不思議な気分だなぁ、と笑うレイモンドの胸元で『なななななんと光栄な事でございましょう!!』と、ハゾルカドス号も付けてもらうことになったハゾルカドスが、コッソリと舞い上がっていた。


購入資金や維持費など、ジェラルミンケースにぎっしり詰まった大金を渡し終えた頃、正志が礼を伝えるより早く、レオポルドたち中世組は、忽然と姿を消していた。
――あんな王様がルクトにも居てくれたら良かったのにな――
礼を伝えそびれてしまったグランドロン国王陛下に、レイモンドは心の中で感謝の意を表した。



「ふう……。」
相川牧場の岩風呂で、レイモンドは体の疲れを取るように湯船へと肩まで浸かった。
……何だかんだで、ハードだったな……。
この数日間で、これだけ踊り通した事が過去にどれだけあったのだろうか……と思いながら、筋肉の疲労を取るように腕や足を摩る。

湯船から左腕を出し、岩へと預けると、深く息をついて、半露天になって居る空を見上げた。

この数日間、皆を見守ってきた星々は、今も変わらず静かに瞬いている。
その夜空に見とれていると、ガラリ。と戸が開き、成太郎が入ってきた。
「あ、レイモンドさん、入っていたんですね」
そう言いながら洗い場で汗を洗い流し始める。
相変わらず丸腰の状態で誰かが居ると無意識に構えてしまうのだが……一緒に働いて騒いで楽しんだ者同士、もう警戒を解いてもいいんじゃないか? と自分に言い聞かせていると
「そういえば……。初心者マークは使わずじまいでしたか?」
と、成太郎は髪を洗いながら、俺もじいさんを乗せてハンドルを握ってきたんですよ、と笑った。
「ああ…結局、今回は使わずじまいだったなぁ。」
と軽く後ろを振り返り、苦笑しながら頷いた。
……まあ、2人も乗せるとなると、ちょっと緊張していたから、それはそれで……良かった…のか??
レイモンドは一呼吸おいて顔を再び半露天の外へと向け、
「ハゾルカドス――ええと、翻訳機兼ガイドブックの話じゃ、シレトコって方に 真っ直ぐに空に伸びているように見える道があるって聞いたんだけど……凄く真っ直ぐらしいから、そこなら俺でも運転できたかなぁ……」
照れ臭そうに頬を掻くと、
「……天へ続く道……。」
成太郎はぽつりと呟きながら、鏡越しに映る夜空へと手を伸ばす。
「この空も、どこかに繋がっているんですよね」
「――――。 そうだな、この空も――」
振り返らずに、湯船から天を見つめながらレイモンドもゆっくり空を仰ぐと、再びガラリ。と戸が開いた。

「――あ、どうも――」
戸の先で、少し驚いたような顔をしていた真が、会釈をしながら加わる。
成太郎の隣に座り体を洗い始めた真の背中を、成太郎が洗い始めた。
「成太郎さん、ありがとうございます」
背中を任せながら、真が穏やかな口調で呟いた。
「なんで。こっちこそありがとう。色々吹っ切れなかったこともあったけど、今は、自分をしっかり持って前を向いていようって、そうしたらきっといつかいいことがある、そんな気持ちになれてるんだ。ありがとう」
真の背中を擦りながら、成太郎は力強く答えた。
……二人とも、圧倒されるような力強い演奏だったよな……。
それまで振り返らずに外を眺めていたレイモンドは、
「櫓(やぐら)の下から見ていたけど……二人とも凄かったな。見てるこっちまで熱くなったよ」
とゆっくり振り返りながら微笑むと、
「レイモンドさんも、今度は和服を着て日本の感じで踊ってみてくださいよ」
と、照れ臭そうに成太郎が答えながら湯船に足を入れた。
……え、和服??
「日本刀とか持って、神楽とか、剣の舞とか」
やはり照れ臭そうに笑いながら、真も湯船に入る。
「……剣の舞……かぁ……。」
……どんなもんなのか良く判らないけど、練習してみたら、面白いかも――しれないな。

頬を掻きながら天井を見上げ、ふと、いつの間にか真剣に考えていた自分に気付いたレイモンドは、唇の端を笑みの形に変えると、うっかりその気になっちまったじゃないか、と ペシッと自分の頭を左手で叩き、
「――俺も、実は色々思い出せないことがあって、時々気持ちが折れそうになることがあったんだが、こうして何度か異次元に誘い込まれてみて、何だかいろんなことが何とかなるような、そんな気持ちになってきてる。」
……自分の居た国でさえ魔術師は煙たがれることがあったから、余計に心配だったけれど――
そのまま天へと真っ直ぐに左手を伸ばし、掴むような仕草を見せた。
「それに、不思議な事にリーザや詩人とも、もっと絆が深まったような気がするから不思議だ――」
ぽつりと呟いて、ぱしゃん、と手を降ろす。
「詩人3世さん?」
「そうそう、何で、急に3世って言い出したんだろう? 陛下はII世だと言っていたし、目玉は1世? あ、犬のエドワードも1世だっけ? ……流行に乗ったって事かな」
「そう言えばリーザさんは、うちのじいちゃんと真のじいちゃんと、相当仲良くなったみたいですよね」
……ああ、相当飲みまくってたなぁ……
「あれは仲良くなったというのか、ただ呑兵衛同士というだけなのか……」
その様子を思い返しながら、レイモンドが苦笑すると、
「酒呑みは語り合わずとも分かり合えるんですよね、きっと」
互いの顔を見合わせ、3人は微笑んだ。



それから暫くして。
「ふu~……良いお風呂ですne……」
皆が居ない時間を狙い、真夜中に半露天の岩風呂に入りながら、お盆の上にジュースを乗せ、詩人は満足げに呟いた。
「綺麗な月が出ているでsu。この国で教えて貰った歌を歌ってみましょうかne……」
ちゃぽん、と両手を岩の縁に乗せ、
「つきga~でたでta~♪ ……へぶっ!?」
竪琴を持っていないときの調子っぱずれな
歌声が響いた直後、突如として空の風呂桶が頭の上へと落ちてきた。
「ど、どこから落ちてきたですka!?」

頭を手で押さえ上を見上げてみたが、そこには何もなかった。



夜も更け、リーザと詩人が荷物をまとめに行っている間に、レイモンドは何かを飲もうかと、廊下を歩いていた。
ふと、背中の服の裾を誰かがくいくいっ、と引っ張り、後ろを振り向くと、ナギとミツルが立っていた。
「あれ? どうしたんだ?」
不思議そうな顔でレイモンドが問いかけると
「ね、レイさん、猫の言葉って翻訳できる?」
「え??」
突然の言葉に、一瞬戸惑ったが、良く話を聞いてみると、「もうすぐみんな帰っちゃって、マコトが寂しくなるから」と、目玉1世を置いて行くことにしたらしい。
「でも、この目玉って君の大事な物だろ?」
「うん、だけど…それでも。」
屈託なくにっこりと笑うナギの顔を見て、レイモンドは頷くと、思念でハゾルカドスに翻訳できそうか尋ねてみた。
(マコト様の様子を見ていると…「にくきゅう文字」と言う物があるようでございますね。まだ勉強を始めたばかりで全部とは言えませんけれども、少しくらいなら…)
と言う返事に、いつの間に勉強してたんだ?? と驚きつつ、
「少しくらいなら、訳せるかも知れないな。」
レイモンドは、ナギとミツルの目線に合わせるようにしゃがみ込むと、ペンダント型のハゾルカドスを首から外し、はめ込まれた宝石を見せる。
「ここに向かって、翻訳したい言葉を言ってみてくれるかな?」
と微笑んだ。
ナギは大きく頷き
「マコトへ。」
と宝石に向かってしゃべると、淡くハゾルカドスが輝き、ぼんやりと宝石へとにくきゅう文字が浮かび上がった。
「うわあ…! 凄いね!」
感嘆の声を上げると、翻訳されたにくきゅう文字を眺めながら、四苦八苦しつつも書き写す。
「ひとりでおるすばん、えらいね。目玉一号を置いて行きます。一緒に遊んでやってね。また遊ぼうね――」
ハゾルカドスへ少しずつ話しかけ、浮かび上がった にくきゅう文字を一生懸命に書き写す。
そんな作業を何度か繰り返し、メッセージを書きあげる二人を、レイモンドは微笑みながら眺めていた。
「できた!」
「ありがとう!」
同時に上がった二人の嬉しそうな言葉に
『どういたしましてでございます』
「えっ。」
……うっ……。
思わず返事をしてしまったハゾルカドスに、双子は同時に驚きの声を上げたが、
「返事も出来るなんて、凄い翻訳機だね!」
と、にっこりとナギが笑い、
「レイさん、ありがとう!」
とミツルが頭を下げた。
「あ、ああ。どういたしまして。」
……ま、いいか……。
レイモンドもにっこりと笑いながら頷くと、ハゾルカドスを首にかけ、ゆっくりと立ち上がる。
「ありがとうございました!!」
ぺこり! と大きくお辞儀をすると、二人はぱたぱたと廊下を走って行った。


(……あのー…ところで、とても申し上げにくいのでございますけれども――)
二人が走って行った先を眺めていたレイモンドに、ハゾルカドスが恐る恐る話を切りだした。
「うん? どうしたんだ?」
いきなりどうしたんだ? とレイモンドが首を傾げると、
(そ……それが――でございます。実は、ここに時空転送するときに使った護符の使用期限が、”本日の日の出まで”でございまして――)
……なん……ですと……??
(使用期限なんてあったのか!? ――そういことは早く言ってくれっ!!)
(もっ、申し訳ございません!! 「カニ」の文字に隠れておりまして――)
……そっちにも書いてあったのか……いや待てよ……ってことは、また変なところへ飛ぶ危険があるのか??
(その落書き付きの護符で、ちゃんと帰れるのか??)
一抹の不安が頭を過る。
(え…ええ……。その部分を、マスターが詠唱してくだされば――)
……なるほど……俺も魔術を使えばいいわけか――
どちらにせよ、日が昇ってしまう前に、ヒト気のない所で時空転送の術を行わなければならない。
レイモンドは少し急ぎながら、こっそりとリーザと詩人に訳を伝え、日本語に悪戦苦闘しながらお礼のメッセージを紙に書くと、荷物を纏めて外へと出た。


玄関を出て、建物を名残惜しそうに眺めた3人は、転送しやすそうなところを探し、牧場の暗がりへと歩いて行く。
「――あっという間だったな」
長一郎がリーザへと用意してくれていた日本酒の一斗樽を大事そうに脇に抱え、感慨深げにリーザは呟いた。
「――ああ――あっという間だったな――」
……色々な事があったけど、どれも楽しかったな……
「また、沢山食べたいですne」
かじぺたさんが折詰にしてくれたウニとカニの詰め合わせをしげしげと眺め、詩人が呟いた。
……やっぱり食い気が一番か……?
その様子を苦笑しながら眺めていたレイモンドは、ザッ、と背の低い夏草を踏みながら、歩みを止めた。
空には静かに星が瞬いている。
「――さあ、帰ろう。はぐれないようにしっかり摑まっていくれ」
ペンダント型のハゾルカドスを杖へと戻し、二人へと背を向けると後ろへ摑まるように促す。
リーザと詩人は、ゆっくり頷くと、それぞれにレイモンドの背中の服の裾を握りしめた。

フォ…ン……

ハゾルカドスが淡く輝き、レイモンドを中心に魔法の円が地面で輝きだす。
杖に魔力を込めるレイモンドの黒髪が重力に逆らいふわりと浮かび、靡き始めた。

特殊な護符とハゾルカドスの力を借りるとはいえ、自力で次元を渡るのはそう簡単には出来ない大仕事だ。

今回は、光と闇の狭間の、針の穴を通す様な作業で時空を渡る。
ハゾルカドスが発する、護符を発動させる詠唱に、帰りの切符である護符が輝き光の粒が溢れだした。

護符へと込められた時空の神の欠片に意識を向ける。
―― (我、汝に願う――)」
ハゾルカドスから伝えられた、その詠唱の一部を、レイモンドが唱え始めた。

うっすらと開けたオッドアイの双眸が、魔力の淡い輝きを放つ。

『発動し始めたでございます』
「――……!
  (――在るべき場所へ、還し賜え……!)」
ハゾルカドスの合図とともに、レイモンドが最後の詠唱部分を唱えた。

ヴヴ…ン……!!
光の輪の内側が、空気を震わせ、鈍い音を立て始める。

次第に強まる振動と共に、3人の姿が つま先の方から少しずつ光の粒子に変化していく。

転送の直前――
レイモンドは、ゆっくりと両目を閉じ微かに微笑んだ。

「――――
  (――北の大地に集いし光に幸あれ――) 」

光の粒子は一筋の流星となり、浦河の夜空を疾り抜けて行った。
(おしまい。)


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最後まで読んでくださり、ありがとうございました! m(_ _)m”
いつか、また…☆

盆踊りの詳しいお話などは、大海さんのお話の方で、語られています。
(長くなりすぎてしまったので、こちらではサラッと書いてしまいました ><; )

あ…魔術言語の所は、画像にマウスカーソルを当てると、読みらしきものが出ます。
(PC版のみ)


皆様、本当にありがとうございました!
また、フラッと遊びに行きます~♪ m(_ _)m”


も、燃え尽きた~(笑) O+< ぱたり




【おまけ】
実は、真君と成太郎さんと、レイモンドの岩風呂のシーンは、続きがあります。
(真君とレイモンドの会話)

……が、書き終わって読み返してみたら、辻褄が合わなくなってしまうことが分かったので
(翻訳機を最後まで演じる理由が無くなってしまうかも?)、自己ボツにしました ><;;

でも、せっかくなので、折りたたみの方に載せておきますです。↓
ボツ部分なので、幻です。(笑)

more...

北海道オリキャラオフ会 特設?ページ

いつもありがとうございます。 m(_ _)m”
こんぱんは、ふぉるてです。

いや~…頭も体も動かすのがしんどいくらいの暑さですね ><; 体調が…
…それはさておき……。

かなり出遅れてしまっておりますが……(汗)
ドキドキわくわくしながら隅っこの方から参加表明させていただきました、
オリキャラオフ会の特設ページ?を書いていきたいと思います~~ >ω<
(予想以上に出遅れています…すみません orz)


第2回の幹事さんは 大海彩洋さんです♪
(→大海彩洋さんのオフ会詳細ページへ)


この記事に、予定や、キャラクターなどを書いて行きたいと思います~~
(こちらの記事を、時々更新します)

追記:無事に完結できました! ありがとうございました!m(_ _)m”

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 行き先 

今回は北海道! という事で……
色々と考えたのですが……やっぱりこれで…。

網走監獄→摩周湖→オンネトー (阿寒湖が近いので、余裕があったら阿寒湖も)
→釧路で1泊(追記)→皆様と合流
 ……という感じで、行きたいと思います。
小樽も好きだけど…ちょっと方面違うなぁ……。

皆様と合流した先は…様子を見ながら書いて行きたいと思います。 ><;



 お土産 

北海道は美味しいものがたくさんあり過ぎて
優柔不断のふぉるてにはなかなか決めるのが難しい~ orz

はまなすソフトクリームか
ばっちりジャガイモの味がしたジャガイモアイスにしようかと思ったのですが
それだと溶けてしまうので、ウニ(※追記:カニも…あ、スルーで大丈夫です><;)を道中で買って向かいます。
(でもやっぱりガッチリ冷凍パック)
酒のつまみ ですな……。



さてさて、今回北海道に投下するメンバーのキャラクター紹介を…
……といっても、少し前にアップした記事からの抜粋ですが…
こちらにも まとめておきますです。>ω<
並べてみたら統一感の欠片も無い…… orz

オフ会は、どこかでTシャツなど ラフな格好に着替えさせます。
(詩人は日中は日光に浴びることが出来ないので、
 奥様方必須アイテムの日焼け除け装備で怪しい格好になります)

浴衣もどこかで持たせようかなぁ……。

あっ…そういえば……。
人間ではないので ついつい書き忘れてしまったのですが
杖のハゾルカドスもコッソリついて行きますです ><;

オリキャラオフ会 in 北海道 No.1
オリキャラオフ会 in 北海道 No.2
オリキャラオフ会 in 北海道 No.3
オリキャラオフ会 in 北海道 No.4
オリキャラオフ会 in 北海道 No.5
オリキャラオフ会 in 北海道 No.6 (完結)



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 レイモンド=ディ=ナール
 年齢:不明
 誕生日:不明
 性別:男性
 身長:178cm前後
 職業:魔術師 (記憶喪失中)
 一人称:俺

 好きな物、得意な事:
  肉・魚、読書、星空
  魔術師だけど剣術が得意

 嫌いな物、苦手な事:
  思い出せない(ちょっと女性は苦手)

 だいじなもの:杖、封冠

 一言でいうと:
  やるときはやる

 →詳細ページ



 リーザ
 年齢:20代後半
 誕生日:8月6日
 性別:女性
 身長:181cm前後
 職業:フリーの傭兵(剣士)
 一人称:わたし

 好きな物、得意な事:
  肉、酒、賭け事
  手でクルミを割る

 嫌いな物、苦手な事:
  水(泳ぐこと)

 だいじなもの:剣、真鍮製の指輪

 一言でいうと:
  豪快な姉御

 →詳細ページ



 詩人
 年齢:不明
 誕生日:不明
 性別:無性(中性)
 身長:169cm前後
 職業:吟遊詩人
 一人称:摂生

 好きな物、得意な事:
  甘いもの・食べることが好き
  もちろん歌も好き

 嫌いな物、苦手な事:
  日光・コワいもの・力仕事

 だいじなもの:竪琴(はにー)

 一言でいうと:
  普段はへっぽこ

 →詳細ページ


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相変わらず順序立て&行動がへたくそですが…
どうぞよろしくお願いいたします~ m(_ _)m” 

【番外編】ARCANA RADIO vol.12

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ARCANA RADIO
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~ ヴァースのハーブと家庭の医学 ~
 【オフ会中・番外編】  蚊とりボトル
 (約1,883文字)
出演者:





ヴ「金曜日の夜8時になりました、皆さんこんばんは、っと。
  久しぶりだーね。元気してたかい? ぅぃっく。
  いやいや、飲んでないよん。今は。

  今夜も始まりました、ARCANA RADIO 12回目、
  次元のハザマの某ローカルなキーステーションから
  謎の周波数、収録放送(予約投稿)にてお送りしております。(原稿棒読み)

  今日は、ナイスミドルなヴァース先生の特別講義だよん。

  え? いきなりなんでか、って??
  いや、まだレイモンド達が忙しいから、代わりなのよ。
  おれはまだ本編がある程度片付いてないから、行かれなかったんだ。
  ちゃんとメインキャストに登録されてなくてね(涙)
  早く本編の続きを書いてくれ~~~。
  オフ会、ねーちゃんたち沢山居て楽しそうじゃないか。

  ……んで、おるすばんのおれに白羽の矢が立ったわけさ。
  レイモンドーー! おれにも土産忘れるなよ~~~!!


  ――さて、言う事は言ったところで……ん? 違うって?
  ま、そろそろ本題に入ろうかね。


  今日はだね。
  いきなり寒くなったりしたもんで、プロデューサーはビックリしたみたいなんだが
  また暑さがぶり返したりして、結構大変みたいだな。(体調崩してるみたいだが)

  んで、まだ、蚊が出てるだろ?
  その蚊を捕まえる「蚊とりボトル」の簡単な作り方を教えちゃおう、って事になってね。

  ……え? もっと早く教えてほしかったって??
  いや、それが、プロデューサーが この情報を知ったのが、
  昨日か一昨日(※収録時)だったのよ。
  情報自体はだいぶ前からあったらしいんだけどね。(去年か一昨年か??)
  まあ、勘弁しておくれ。

  で、用意する物は――
    ・500ml ペットボトル
    ・水(…って書いてあるが、ぬるま湯がいいみたいだ)
    ・ブラウンシュガー(砂糖でもいいらしいが)
    ・イースト
    ・ハサミかカッター
  こんだけ。

  やり方も簡単なんだぜ。
  
  ペットボトルの肩の部分を切って、
  ボトルの中に、水、ブラウンシュガー、イーストを入れて混ぜて、
  さっき切ったペットボトルの肩の部分を逆さまにしてボトルに差し込むだけ。

  凄い簡単だろ?

  

  仕組みは、イーストの呼吸で二酸化炭素を発生させて、
  それにおびき寄せられて中に入った蚊が
  ボトルから逃げられずにそのまま死ぬ、って仕組みらしい。
  煙も出さず、有害な物も出さないスグレモノだ~ね。

  ……んで、本当にそんなんで捕獲できるのか?? って話なんだが……。

  まだプロデューサーは、実験できていないらしいんだが、
  これ、元々はフィリピンって国の下水処理サービスのマイニラッド社ってところが、
  その国のデング熱対策の為に考案して、
  各家庭の軒先に設置するように求めたらしいんだ。

  そしたらね。前年比55%ほどデング熱を減らすことが出来たらしいのよ。
  いい仕事したね、マイニラッド社。貧困層でも広く使えるって言うのがミソだね。

  ただ、ね。今の段階では、ちょっとした雑学…と言う感じで読んで欲しいんだな。
  効果を否定して居る訳じゃないんだけども。

  実はね。転載以外の情報が、まだ1箇所からしか掴めてないのよ。
  大体いつもは3箇所以上、
  全く別の所でも同じ様な事が独自に書かれている(言われている)ものを
  もう一度吟味したうえで持ってくるんだけど
  (又は 実際にやってみて効果が感じられた場合)
  今回はまだそこまで行ってないんだわ。

  ……ってことで、もし作ってみて、期待通りの効果が無かったらごめんな。(ぺこり)
  本当は実際に検証してからオンエアしたかったんだけど、
  材料を買ってくる時間が無くて、実験が間に合わなかったらしいんだ。
  今まで暑すぎて蚊が少ないのもあるんだが…逆に、これから出てきそうだけども。

  (もうちょっと調べてみたら、嫌気発酵をしっかり持続させるのがポイントみたいだな。
   ニッポンだと寒暖の差が激しいから、途中で発酵が止まっちまうことがあるみたいだ。
   風通りの少ない、
   蚊が居そうな暖かい所に置いておくのがポイントなのかもしれないな)

  あ、元々蚊が居ない所に置いても意味ないよん。…って当たり前か。


  で……まあ、なんだ。
  まだこっちでは検証できていないから、「絶対!」とは言えないんだけども
  もし気が向いたら、夏休みの工作がてら、作ってみるのもいいかもね。
  え? もう夏休み終わってるって??



  ……と、ゆーことで、特別番外編「ヴァースの家庭の工作」でした。
  うん? 何だか違うけどまあいいか。

  さて、ARCANA RADIO 12回目は、この辺りでお別れだよん。
  お相手は、ナイスミドルなヴァース先生でした。本日の講義はこれでお終い。
  では、また来週の夜8時にお会いしましょう。じゃ、またね。」



(~何やら爽やかな音楽~)


【終】

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ちょっとしたお遊びコーナーです。
あまり深く考えずにサラッと読んでくださいませ~ m(;_ _)m”

プロフィールっていうのか?

ふぉるて

Author:ふぉるて
ご来訪ありがとうございます~。
オリジナル長編ファンタジー小説
「ARCANA」を書き始めました。

アップはかなり遅いのでRSS(更新お知らせ機能)を使うと便利かもです。
ただ今、世界設定に四苦八苦中…

ぴよ
まだまだひよっこじゃな
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念のため…
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