【番外編】ARCANA RADIO vol.53 ~朧月夜~

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ARCANA RADIO
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~朧月夜~ (約4,000文字)
出演者:c_raymond_01.jpg c_riza_01.jpg c_tohda_01.jpg




レ「金曜日の夜8時になりました、皆さんこんばんは。
  レイモンドです」
リ「リーザだ。よろしく」
詩「詩人でsu」

レ「さてさて今夜も始まりました、ARCANA RADIO 53回目、
  次元のハザマの某ローカルなキーステーションから
  謎の周波数、収録放送(予約投稿)にてお送りしております。
  今夜もどうぞ最後までよろしくお願いいたします。」



レ「(カンペを見る)
  今年は桜の開花が遅めだそうですが、皆さんの地域ではいかがでしょうか?」
詩「プロデューサーの地域も遅いような気がするみたいですne。」
リ「確かに遅いような気がするな。
  ……という事は、今日のお題は桜か??」
レ「いや、季節柄、桜の話題がいいかなと思ったらしいが
  今回はそこよりも下の方で咲いている花と、その延長の話らしい」
リ「下に咲いている??」
詩「たんぽぽですka?」
レ「(資料を見る)うーん…タンポポよりは背が高いかな」
リ「もったいぶらずに教えろ、レイ。」
レ「いや、もったいぶってたわけじゃないんだけどさ。
  ……菜の花もこの時期は一斉に咲くなあ、と。」
詩「菜の花ですka。」
リ「そうだな。確かに菜の花畑と言う言葉も有るらしいからな。」
レ「ああ、その『菜の花畑』から更に連想を進めた辺りが今回のお題だそうだ。」
リ「菜の花畑から連想を進めた辺り??」
レ「プロデューサーの国では、
  菜の花畑……から始まる歌詞の歌があるそうなんだ。」



菜の花ばたけに 入り日薄れ
見わたす山の端(は) 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて におい淡し

里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路(こみち)を たどる人も
蛙(かわず)のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜


詩「おぼろづきよ…ですka。」
リ「(自動翻訳機を片手に)……要するに、平たく言うと
  菜の花畑と霞んだ月が綺麗だな と言う歌だな??」
レ「……平た過ぎないか??(笑)」
詩「大平原でしたne。」
リ「失礼な奴等だ。」
レ「……まあ、それだと少し足りない部分があるから
  歌詞をもう少し掘り下げて景色をイメージしてみよう。」
詩「風景描写というやつですかne。」
リ「景色をか……分かりづらい言葉が多いな……」


(※ここからは、あくまでも個人的な解釈です >ω<; )

レ「(資料を見る)ええと……まずは、
  この歌の主人公?は菜の花畑の中かすぐ傍に居る感じだな。」
リ「それは何となくわかるんだが。」
レ「で、そろそろ日が落ちて、日の光が少しずつ弱まってきた頃で、
  遠くを見ると山の影が霞んで見える……」
  (山の端は、直訳すると空と山の境目の山側の事ですが… >ω< )
詩「近くと遠くのお話ですne。」
リ「夕方に菜の花畑にいるのか。何をしていたんだろうか」
レ「いや、それは分からないけど……。(笑)
  ……で、そよそよと春風に吹かれながら空を見上げてみたら
  月がかかって、花の香りも淡く感じる……と。」
詩「春の静かな景色ですne。」

リ「2番は?」
レ「この菜の花畑のそばは、田んぼみたいだな。
  次第に暗くなってきて、家に明かりが灯り始めて……
  近くに森があるみたいだな。
  田んぼのあぜ道を人が歩いていて……それなりに人のいる里みたいだ。
  畑仕事の帰りか、夕飯の買い出しかお使い帰り…みたいな感じなのかな?」
詩「人っ子一人いないという訳では無さそうですne。」
レ「蛙(かわず)が鳴いているから、もしかしたら田んぼに水が引かれているのかもな。」
リ「山も霞んでいるし、しっとりとした空気な感じはするな。」
レ「鐘の音がするってことは、寺の鐘かな。」
詩「ごーーーん という感じですかne。」
レ「そんな感じかな??
  ……で、そんな景色やカエルの鳴き声や鐘の音までも霞めてしまいそうな
  見事な朧月夜だな~……と言う歌……なのかな?」
リ「ふむふむ……。
  だから要するに、菜の花と霞んだ月が綺麗なんだろう?」
レ「いや、だからそれは平た過ぎだろ??(苦笑)」
詩「姐さんの話だと人里の景色が分からないですyo。」
レ「一生懸命解説した時間は何だったんだ(笑)」


レ「……で、この歌の『朧月夜』は満月だと思うか??」
リ「うん? 満月だと思っていたが違うのか?」
詩「まだ続きがあったんですka。」
レ「ここからは更にプロデューサーの推測でしかないんだけど……。
  『月夜』って調べてみると、必ずしも満月とは限らないらしいんだ。」
リ「へえ、そうなのか。」
レ「まあ、満月の場合が多いみたいだけど、
  『美しい月が見える夜』『月明かりが綺麗な夜』の事を指すらしいから、
  必ずしもそうだとは限らないらしいんだよな。」
リ「ふーん……?
  そう言うからには、何か理由があるのか?」
レ「ああ、歌詞の時間帯と、月の位置がさ。」
詩「時間帯と月の位置でわかるんでsu?」
レ「あくまでも、作詞者の意図を聞いたわけじゃないし、解釈の部分もあるから
  これが正しいって断言できる話じゃないんだけどさ。
  いきなり専門的な話をする前に――
  ……ええと、例えば、三日月ってどんなタイミングで見えるか記憶があるか?」
リ「うーん……。
  まだ真っ暗には なり切ってない頃だな。
  夕暮れに西の空を見ると光っていた記憶がある。
  盗賊どももまだ本格的には動き出す前だ。」
レ「盗賊の行動までは知らなかったが……(笑)
  まあ、他の星が見えるよりも先に、
  まだ明るい西の空に『宵の明星』って言われてる金星と近くに居たりして、
  夕陽を追うようにすぐに沈んでしまうんだよな。」
  (反対の形の24日頃の月は、夜明け前なので太陽の光ですぐに見えなくなる >ω<)
詩「そう言われてみればそうですne。」
レ「じゃあ、満月はいつくらいにどこに見える?」
リ「大分遅くになってから東の空に昇ってきて……
  真夜中に空を見上げるとある感じだ。
  ……ああ、確かに日没直後では真上には見た記憶が無い気がするぞ?
  ただこの日は明るすぎるから盗みには向いてないな。」
レ「……盗みの話が入るんだな。(苦笑)」
リ「記憶を引っ張ってこいとお前が言うから盗賊団の記憶まで出て来ただけだ。」
詩「でも、どうしてそう見えるんでsu?」
レ「この辺りから先は天文学とかそっちの話になるんだけど、
  簡単に言うと、満月って言うのは俺達が居る場所を挟んで、
  月と太陽が反対側に居る状態なんだよな。」
リ「ほほう、そうなのか。」
レ「で、上弦・下弦の『ハーフムーン』って言うのは、
  俺達を中心として、月と太陽が90°の位置で……
  ああ……占星術もそんな感じだったなあ。」
詩「新月は月と太陽が同じ方向なのですne。」
レ「ああ。そんな感じだな。
  新月はさすがに見えないから記憶以前の話だし三日月で例えたんだけど、
  その辺りは太陽と近い方向に居る時なんだよな。
  ……この朧月夜の歌だと、新月はまず有り得ないんだけどさ。」
リ「新月なのに月が綺麗だな、とは言わないからな。
  しかし、満月も時間と共に夜空を動くだろう?」
レ「ああ。
  ただ、満月は、月と太陽が正反対の位置だから、
  太陽が西に沈んだばかりなら、まだ東の低い位置にあるはずなんだ。」
リ「確かに、よほど周りに山が無いような平野でないと、
  低い位置にあるならすぐには見つけられないかも知れんな。」
レ「歌の方では、
  『夕月かかりて』で『かかりて』って表現されているから、
  それなりに上の方にあると解釈した場合……だけどな。」
詩「昇るとは表現されていませんne。
  真上ではなくとも少し上の方を見ている様なイメージでsu。」
レ「で、鐘の音……寺の鐘がごーーんって鳴っているってことは、
  地域にもよるが、大体夕方5~6時前後らしいな……
  『夕月』で調べると、三日月を指すことが多いみたいだけど、
  この歌ではそんな感じでもないし……」
リ「その時間帯に、三日月ではない月が、上の方に輝いているという事は……」
レ「朧な月明かりが綺麗だな、って言う感じも考えると、
  満月では無い、けどそんなに細くも無い、
  半分前後の大きさの(満ちて行く)月なのかもなあ。
  ……満ちるほど頭上に来る時間帯は夜中になるから、
  見えた位置がどの辺になるかにもよるけどさ。」
リ「単純に夕月=三日月だったかも知れないな。」
レ「まあ、そう言う可能性もあるな。
  ……だとすれば、この主人公?は、西側を向いていたのかもな。」
  (この収録をしていたらそんな気もしてきた… >ω<;;)
詩「ふむふmu……。
  月の形もわからないくらいの『朧月夜』だったわけですne。」
レ「……そうとも言えるのかもな。(笑)
  ――なんたって、みんな霞めてしまうくらいだからなぁ。」




レ「さて、ARCANA RADIO 第53回、
  今夜は この辺りでお別れです。
  お相手は、レイモンドと」
リ「リーザ」
詩「詩人でsu」
レ「……で、お送りしました。
  最後までご視聴くださりありがとうございました。
  まだ、しばらくの間は隔週でやって行きたいと思います。
  またよろしくお願い致します。
  では、また再来週の金曜日、夜8時にお会いしましょう~~」

リ「またな」
詩「またでsu~~~」




(~何やら爽やかな音楽~)


【終】

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ちょっとしたお遊びコーナーです。
あまり深く考えずにサラッと読んでくださいませ~ m(;_ _)m”

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